暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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制御不能

なんと言うか…。単純に言うとセルフマネジメントの失敗なのだが。

26日初日を迎えるOCT/PASSの納品用CD-Rを焼かねばならない。生業を定時に退社しApple Waveburnerで曲を並べる。波形のアタマをそろえる必要がある曲もあり、オシリに手を加えねばならない曲もある。それぞれ作業し、最終的にEQ→COMP→LIMITというプラグインイフェクトのマスタリングプリセットをかけて完成。焼いたCD-Rを耳でチェックしてみたら1曲目の最後にノイズが乗っていることが判明。がっくり。結論から言うと1曲目の最後がリバース波形でブツッときれる終わり方だったのだが、そのリバース波形の最後がデジタルピークだったらしく、そのピークのノイズが2曲目のアタマで聞こえるような感じだった。波形をカットしても鳴るので、ものすごく急激なフェイドアウトを書き込んで回避。再度CD-Rに焼く。

CD-Rを焼いている間に今夜のLOOP(こっちも本番は26日)のリハーサル用に機材をパッキング。クルマに積み込み。CD-Rを鞄に入れ、晩ご飯。

30分くらいで晩飯を食べるとOCTの稽古場に突入、納品。音質チェックなどしていたら演出の裕人さんよりエンディング曲をふたつに分けて欲しい旨の要請があった。切り分ける要素を確認。明日以降の作業になるなぁ…。

それを確認してリハ会場である卸町のMOXに向かう。すでに1回やっているのでリハそのものは順調。リピート回数やハーモニーなど曖昧だった点をあぶり出す。曲数もそれなりに多いが、曲によってヴォーカリストが違うので時間がかかる。結局24時を回ってしまった。

帰宅してまだ作業。明日とあるリーディング公演のリハーサルを行うのだが、そこで使う音楽をMDにダビング。若干波形のアタマをカットしなければならないのでまたもやWaveburnerに曲データをインポートして並べてみたが…。

LogicPro7にバンドルされているWaveburnerはオーディオアウトが選択できない。常にメインアウトからステレオ出ししかできないのだ。ところがMDデッキにS/PDIFを出力しているMOTU 2408MK3のS/PDIFアウトはバンクCに固定(メインアウトは当然バンクA)。アップルに買収されてからのWaveburnerはタコだ、という話はネット上で見かけるが、こういうところは本当に使えない(もうひとつDDPファイル書き出しができないのも昨今のマスタリングソフトウェアとしては失格モノだろう)。

仕方ないのでそのプロジェクトは破棄。Logicで改めて作業。まぁマスタリングするわけじゃなく、波形編集とヴォリューム調整なので全然問題は無い。めでたくダビング終了。今風呂から上がってこれを打っている。

実は納品したOCTの劇伴、1曲収録し忘れているとメールが来ていた。リハ終了後に気がついた(リハ中に気がついてもどうしようもないが)。あぁ、明日の作業がさらに増えた…。公演前日の納品という綱渡りは初めて。なんか、アタマがぼ〜っとするのね。肉体的にも結構疲労が溜まっているんだろうな…。

| ただいま作業中 | 02:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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OCT劇伴004ー狂ってさらに2曲延長

とにかくなんとかした。時間修正が2曲(どちらも尺不足。とほほ)。新規曲が1曲。

エンディングに使う曲にはクレイジーな要素が欲しくて、例の京都土産の笛を狂ったように吹きまくった。さらにもう一声!ということで娘のソプラノリコーダーを借りて、こちらも狂ったように以下略。リコーダーにはコンプをがっつりかけて、PIのアンプシミュレータGtAmpProのH/Mぽいディストーションプログラムをかける。狂っとる(笑)。

尺不足の1曲はリヴァーブがアウトボードのENSONIQ DP/4だったことに気がつく!の〜。改めて1曲分リヴァーブのリターンをオーディオ化。

演歌の尺延長はどうにもならず、ベースを弾き直した。というか延長分の曲を作らねばならず、演奏・録音よりも作曲で苦労した…。

| レコーディング | 23:43 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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OCT劇伴003ー狂った要素はどこだ!

終劇の音楽を作らねばならないのだった。この場面の曲を作らなければならないことはすっかり失念していたものの、アイデアはあるのだった。それこそ台本を最初に読み終えた時に頭の中でその曲は鳴っていたのである。

とあるサンバのブレイクビーツが基本。それにEXS24のパーカッションを若干加え、Addictive Drumsのファンキーなパターンを乗せる。もっともこのドラムについては味付け、下味程度なので音量としてはかなり控えめに。

Stylusに素敵なリフがあったのでそれをフックに。フックだけではなく後半のメインリフに。リフをガチッと足下に固定したいので4つ打ちのキックを。曲としてはほぼこれだけ。ベースとかメロディとか一切無し。ひたすら気が狂ったようにリズムが鳴り響くのである。

とは言えリズムに耳慣れてしまうとその刺激も曲が進むにつれ薄まってしまう。なのでリズム以外の何か狂った要素を加えようとあがく。いろいろやって「あ、あれはどうだ?」とひらめいたのだが、疲労がピークに達しているので寝ます。すみません。

| レコーディング | 00:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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楽しいリハーサルってのは貴重だ

来る11月26日に卸町でLOOPというライヴイベントが開かれる。詳細はこちらを。

様々な事情があるのだが、このライヴに参加することになっている。今夜はその最初のリハーサルだった。

70〜80年代の日本の有名な歌謡曲(に限らないが)を8曲。企画ものだけに全曲ヴォーカルは違う人。何をやるか書きたいのだが、公表していいのかな〜という感じなので今は伏せておく。また秋保太郎君、黒瀬寛幸君というある意味手堅い(笑)リズムセクションに服部は初顔合わせとなる坪沼さんというギタリストという、オレは楽しくてたまらない組み合わせ。この組み合わせを考えたいがり大志君もギターだったりシンセサイザーだったり歌だったりで加わる。

譜面は配られたがオリジナルとキーが違うものもあり、さらにそこから転調する曲もあって何を信じていいのやら状態。私、突然の転調に超弱いのである。幸い坪沼さんがすんごく的確な演奏をしてくれていたので、オレがちょっと見失ってもリハは問題無く進んだ。

みんな淡々と演奏しているのだけど、自分が高校生くらいの頃に聴いた曲ばかりである。やっぱり気合いが入るのね。段々音量が大きくなっていった(笑)。もう1回リハがあるのだが、とにかく本番が楽しみ。みなさんチケット買ってください。

| ライヴ | 00:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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OCTの劇伴002ーこんなんでえぇんか?(byダンディー坂野)

OCTの劇伴、もう1曲は演歌である。宴会のシーンでそのきっかけになる(はず)の曲。演出の裕人さんにイメージを確認したら「ちゃらら〜ん」という、いわゆる居酒屋演歌(という言い方があるかどうかわからんですが)であるようだ。

しかし自分、演歌、わかりません。

一時期演歌を耳にする時はアレンジャー耳で聴いていたことがあって、その時になんとなくわかったのは鍵盤楽器によるハーモニーはあまり重要ではないこと。ハーモニーを担うのはストリングスやブラスのフレーズであること。などである。もちろん演歌と言えども幅は広いから、こんな分析はあまり意味が無い。

意味はないけどこういうものにすがらないと今のオレには演歌(のように聞こえる曲)なんざ作れないんだぁ!というひどく後ろ向きの拠り所にすがって作業開始。実は最後に作業するだけあって、詳細に頭の中で組み立てておいてあるのでもう流れ作業的に必要な音を打ち込むだけである。

まずドラム。XLN Audio AddictiveDrums。音色変化や「エモーショナルなフレーズ」の類は必要ないはず。むしろ演歌のドラムって意識して聴かないとほとんどいるのかいないのかわからない。なので打ち込み後スネアを大人しいサンプルに差し替え、ピッチも若干落とす。いつもの自分では考えられない(ほど控えめな)ヴェロシティ値(笑)。

とにかく全体を把握したいので、前言を翻すがEVP88でベタッとコード弾き(笑)。でもルートと3度とかルートと5度とか、なんとな〜くハーモニーがわかる程度に…。

ベースは生。例によってBladeのジャズベース。さくっと。と言いつつ3テイクくらい録ってしまう。

ストリングス。EXS24でやったけど、とにかくこれは専用ソフト音源を買うしか無いってところまできている。ギャンッ!というアタックが欲しいのだがそういうサンプルは手持ちに無いねぇ〜。とにかくしのぐ。次はブラス。これもEXS24。時間があれば管ごとにそれなりにサンプルを探して一本一本打ち込みたいのだが、今夜は最速で仕上げること優先なのでせめて金管とサックスセクションに分けて、こちらも三声にならないように気をつけつつ打ち込み。

そう言えばたいてい演歌の伴奏で聞こえるアコースティックギター。K-2000のスティール弦アコギのプログラムで。トラックにアサインしたのになぜか音が出ない!と思ったらバックアップバッテリーが減ってるとアラート表示。これ出るとユーザーメモリーが飛ぶんだよなぁ。またROMプログラムオンリーの状態に戻っちゃった。まぁリヴァーブをカットしたりアタックやリリースをいじったものしか残してないから特に打撃というわけではないのだが、よそにセーヴしてないとユーザーに厳しいシンセではあるなぁ。話は逸れたが打ち込んだのでオーディオデータ化=録音。MACKIE.24.8のEQを通してまろやかに。

満を持してエレキギター。演歌によくある「泣きのギター」(笑)。いきなりアンプに挿してアンプのゲインはほぼフルテン。ギュイ〜ってやつ。これも3テイクくらいでOK。ディレイとリヴァーブでイキフンチリバツ。

最後に尺八。もちろん吹けません。サンプラーENSONIQ EPS16+で。と言っても尺八のサンプルじゃないぞ。高校の修学旅行の際に京都で買ってきたおもちゃの篠笛のサンプル。ブレスノイズが適当にのっていて、意外とイケルのだ(笑)。

できた。軽くミックスして裕人さんに送る。OKでありますように。

| レコーディング | 23:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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