2017.06.13 Tue
たのしいシンセ
6月18日(日)14:00〜、伊豆沼湖畔の新名所「カフェ・コロポックル」での演奏は、山本直子さんとのダブルネーム。連弾ってのは時々あるが、ふたりの鍵盤奏者がピアノ with 電子楽器+鍵盤ハーモニカで組むデュオは珍しい。ステージ上ではグランドピアノとシンセサイザーのふたつのブースが生まれることになる。ちょっと珍しい絵が見られるからぜひお越しいただきたい。
直子さんご自身がピアノソロでひとつのコンサートをやりきれちゃう人である。つまりひとりで音楽を完成させられるわけだ。そこにわざわざシンセサイザーが加わってどういう世界を作るか…を見定めるまでに少々時間がかかった。もちろん鍵盤ハーモニカも吹きたいし…。実際に音を出してみるまでは、どちらかというと少ない居場所を見つける作業なのかと思っていた。しかしリハーサルをやってみると、案外好きなように弾いても邪魔じゃない感じもした。良い意味で50+50=100ではなく、60+60=120くらいのイメージで演奏しても大丈夫そうだ。そして鍵盤ハーモニカについては直子さんのオリジナル曲でたっぷり吹かせてもらえることになった。服部は読譜が絶望的に弱いのだが、久しぶりに譜面と格闘している。本当は毎日こういう訓練をしなきゃいけないのになぁと反省しきりである。
直子さんのオリジナル曲を実際に演奏してみると、うんうんと頷ける箇所が1曲の中に多くある。おそらく音楽的な背景が似通っているからだと思うが、そんな中にも「ええっ?こう行くの??」な箇所もある。この音の次にこの音は、オレなら持ってこないなぁというヤツだ。そこがたまらなく面白い。
面白いのだが、現実は譜面とにらめっこの練習である。答え合わせの意味で音源もいただいているのだが、これがまた面白い。直子さんのアルバム「Contrast」はいわゆるバンドスタイルでのレコーディングで、直子さん以外の参加ミュージシャンも私はよく知っている。そんな音源で答え合わせを試みると、いちいち彼らの顔が思い浮かんで、なんだか音に集中できない(笑)。よく知っているミュージシャンとはすなわちライバルでもあるので(おこがましいけど)、あいつがこう演奏するならオレは別の解釈で…と要らぬ敵愾心を燃やしたりして(笑)。いやいや、そんなケツの穴がナノレベルな話はどーでもいーのだが、直子さんの素材にどう自分のアイデアを持ち込むのか(あるいは透明になるのか)を考えながら演奏するのは楽しい。
加えて今回はドラマーの行方基朗さんとヴォーカリストの佐々木親也さんというふたりのゲストがいる。行方さんとはリハーサル時にいろいろアイデアを交換してきたが、現場の最前線で鍛えてきた行方さんの「音楽理解力」「瞬発力」はやはりすごい。ふたつの鍵盤楽器で音が飽和しそうになるところを、うまく解きほぐしてくれる。同時にアンカーにもなってくれる。初お手合わせの親也さんの歌と合わせて、本番が楽しみで仕方ない。夜ごとに自宅でライヴ用にセッティングしたシンセを弾いているのだが、音色を選び、場合によってはエディットし、フレージングを試す。ああしたいこうしたいとあれこれアイデアが出てくるし、この音色でこういう曲が作れるんじゃないか…と脱線していくのも楽し。
直子さんご自身がピアノソロでひとつのコンサートをやりきれちゃう人である。つまりひとりで音楽を完成させられるわけだ。そこにわざわざシンセサイザーが加わってどういう世界を作るか…を見定めるまでに少々時間がかかった。もちろん鍵盤ハーモニカも吹きたいし…。実際に音を出してみるまでは、どちらかというと少ない居場所を見つける作業なのかと思っていた。しかしリハーサルをやってみると、案外好きなように弾いても邪魔じゃない感じもした。良い意味で50+50=100ではなく、60+60=120くらいのイメージで演奏しても大丈夫そうだ。そして鍵盤ハーモニカについては直子さんのオリジナル曲でたっぷり吹かせてもらえることになった。服部は読譜が絶望的に弱いのだが、久しぶりに譜面と格闘している。本当は毎日こういう訓練をしなきゃいけないのになぁと反省しきりである。
直子さんのオリジナル曲を実際に演奏してみると、うんうんと頷ける箇所が1曲の中に多くある。おそらく音楽的な背景が似通っているからだと思うが、そんな中にも「ええっ?こう行くの??」な箇所もある。この音の次にこの音は、オレなら持ってこないなぁというヤツだ。そこがたまらなく面白い。
面白いのだが、現実は譜面とにらめっこの練習である。答え合わせの意味で音源もいただいているのだが、これがまた面白い。直子さんのアルバム「Contrast」はいわゆるバンドスタイルでのレコーディングで、直子さん以外の参加ミュージシャンも私はよく知っている。そんな音源で答え合わせを試みると、いちいち彼らの顔が思い浮かんで、なんだか音に集中できない(笑)。よく知っているミュージシャンとはすなわちライバルでもあるので(おこがましいけど)、あいつがこう演奏するならオレは別の解釈で…と要らぬ敵愾心を燃やしたりして(笑)。いやいや、そんなケツの穴がナノレベルな話はどーでもいーのだが、直子さんの素材にどう自分のアイデアを持ち込むのか(あるいは透明になるのか)を考えながら演奏するのは楽しい。
加えて今回はドラマーの行方基朗さんとヴォーカリストの佐々木親也さんというふたりのゲストがいる。行方さんとはリハーサル時にいろいろアイデアを交換してきたが、現場の最前線で鍛えてきた行方さんの「音楽理解力」「瞬発力」はやはりすごい。ふたつの鍵盤楽器で音が飽和しそうになるところを、うまく解きほぐしてくれる。同時にアンカーにもなってくれる。初お手合わせの親也さんの歌と合わせて、本番が楽しみで仕方ない。夜ごとに自宅でライヴ用にセッティングしたシンセを弾いているのだが、音色を選び、場合によってはエディットし、フレージングを試す。ああしたいこうしたいとあれこれアイデアが出てくるし、この音色でこういう曲が作れるんじゃないか…と脱線していくのも楽し。
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