オレたちの旅プロジェクト初の人前に出る企画、「Play and Talk しゃべって。弾いて。」が無事に終了した。
水沼慎一郎、高橋督、服部暁典という三人の音楽家が、自作曲制作の動機、作り方、作曲・演奏の手法、記録の仕方、その他について語りながらその曲の音源を再生する。曲によっては単体のモティーフや楽曲を実際に演奏もする。このように文章にしてみてもやっぱりどんなコンサートなのかわからないものにちゃんとなっていた。そもそもこれはコンサートなのか、という疑念すらある。
それでもお越しいただいたお客様は興味深く、注意深く我々の創造の過程や結果を聞いてくださった。要は音楽家の頭の中を赤裸々に語れば、それは表現者にとって刺激になり得るような普遍的な何かが明らかになるだろう、という目論見の下開催したのだった。そしてそれは多分伝わったと思う。
手前からムーミン、水沼、服部、高橋
構成は以下の通り。
1.旅プロ自己紹介
2.<テーマ>プラネタリウムで流す音楽
2-1.水沼"Planetarium"
2-2.高橋"Cosmo Trap"
2-3.服部"Planetarium Ballad"(生演奏)
3.<テーマ>デートの時に彼女に聴かせる曲
3-1.高橋"macoto"
3-2.水沼"Milky Way"(生演奏)
3-3.服部"Crepuscule"
こちらの音源はすでにインターネット上で公開している。
こちら。
休憩 休憩明けの音楽として3人でインプロヴィゼイション
4.<テーマ>誰かのモティーフを完成させる
4-1.服部"高橋のモティーフ"
4-2.高橋"水沼のモティーフ"(生演奏)
4-3.水沼"服部暁典の主題によるヴァイオリンのためのパルティータ"
5.ゲスト:鈴木雅光氏を迎えて
作曲家にして音楽教育者にして旅プロ3人とも縁が深い鈴木雅光氏を迎え、これまで聞いてきた我々の作品の客観的な解説と競作・共作作業についてのより深いお話を伺った。
5-1.旅プロのテーマ
6.合奏
最後に4人で「ふわり(作曲:水沼慎一郎)を演奏。
音楽家が制作の裏側を赤裸々に語り、実際に演奏して解説するというスタイルは、仙台ではまだ非常に珍しい内容だったと思う。この企画の発端は我々三人の秘かな楽しみをお客様と共有したいという小さなきっかけだったのだが、終わってみればお客様に提供するだけでなく、我々もこれまでを振り返り、また鈴木雅光氏の深いお話を聞くことで大きなフィードバックを得られたと思う。水沼、高橋の疲れっぷりからも全力でお客様の前に立ったということは言えると思う。
ご来場いただいたお客様に感謝します。会場となったSENDAI KOFFEEさんにも感謝。とても居心地の良い空間をありがとうございます。スタッフを引き受けてくれたDJ Korterにも感謝。急なお願いだったのにありがとうございます。次回はいつになるかわからないが、また同じようにゆる〜くやってみようと思う。
※高橋督のブログでもこの夜のことは報告されている。
こちら。
※2012.07.15.追記 水沼慎一郎のブログでのこの夜の報告は
こちら。会場となったSENDAI KOFFEEさんのブログにもエントリーされている。
こちら。