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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

2011年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年12月

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La Passione楽曲解説・6「大航海時代」

本当はケーナとピアノのために作った曲なのだが一度もケーナで演奏していない(笑)。演奏する楽器やメンバーが具体的だと曲を削り出すのは比較的楽なところがあり、シンプルだが耳に違和感のあるメロディを目指して作曲してみた。特にケーナ(に限らず管楽器)で演奏して「吹き応え」があるように、音価の長い音を含めるようにしてみた。

それはともかく、ケーナで演奏する機会が訪れる前に鍵盤ハーモニカとバンドで演奏することになってしまい、本作収録にあたってのアレンジメントを考える段に至って、結果的にバンドで演奏するならどうするかという視点になってしまった。実のところケーナ、ピアノ、パーカッションのトリオ演奏という当初のアイデアの裏をかいたつもりなのだが、このバージョンでは「直球ど真ん中」ではないか!裏の裏は表ということだ。

しかしそれにしてもこの曲のゲスト陣の自由さ、的確さはどうだ。こういう演奏であれば裏でも表でもどっちでもいいという気になってくる。この曲では自分はピアノしか弾いていないので、完全に彼らに曲を持っていかれた気分だ。

Drums : 及川文和
Acoustic Bass : 佐藤弘基
Soprano Sax : 林宏樹
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