暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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Keyboardist Union@仙台 Live Vol.9終了!

Keyboardist Union@仙台 Live Vol.9が無事終了した。端的に感想を言うなら「KeyUniに出演する女性鍵盤奏者は皆美人だよね」。以上(笑)。

仙台からの出場者のひとり田中緑さんは以前から顔見知りだったのに、なぜかあまりご一緒する機会がなく、ようやく今回同じステージに立つことができた。もうひとりの竹野靖子(せいこ)さんは前回Vol.8ライヴを客席でご覧になり、終演後主催者であるちゃんもつさんと服部に「私も鍵盤奏者です」と名刺を出してアピール。今回早速出演いただくことになった。このお二人がどちらもラテンミュージックをメインに演奏されたことは個人的に非常に興味深い傾向だった。ラテンミュージックはミュージシャンにとってとてもチャレンジングだけれど、なかでも鍵盤奏者にとって自由度の高い、やり甲斐のあるジャンルだと再確認できた。というか、コンテンポラリーミュージックに関わる人間にとってとても重要な要素がたっぷり詰まっていると思った。

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サウンドチェック by onda

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サウンドチェック by Green Piece

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出演した3人のドラマーのうち2人がドラムセットを持ち込み。
これ、打楽器奏者組合ライヴ?という様相

竹野靖子 onda
エレクトーンデモンストレータである竹野さんは、敢えて電子ピアノ一本でラテンミュージックにチャレンジ。黒瀬理知、皆川峻哉というリズムセクションも非常にフレッシュだった。演奏もだけど、職業柄(笑)MCがスムーススムース(大笑)。東日本大震災を経て生まれた「どうしてもタイトルをつけられない(本人談)」ピアノソロ曲も素晴しかった。onda(スペイン語で「波」の意)はこのKeyUniのために結成されたユニットだそうだが、ぜひコンスタントに活動して欲しい。

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今後ちゃんとMCしなきゃだね、
とちゃんもつさんと服部は話し合った…

ハマノヒロチカ コロニー落とし
From 東京。全員がジオン軍のノーマルスーツを着て演奏。ステージ中央にはスクリーン。映し出される映像はスーパーファミコンソフト「マリオペイント」のリアルタイム描画によるゲームキャラ。演奏する曲はすべてファミコンゲームのゲームBGM。もうこれ以上説明のしようがない(笑)。おっさん世代は演奏中大爆笑の連続だった。メジャータイトルからまったく知らないものまで、よくぞここまで生演奏に耐えるゲームミュージックを拾ってきたものだ。そして普通のロックバンドみたいな編成で聞き応えのあるアレンジもすごい。バンドメンバー全員がサウンドチェックを聞いて「オレたち、あまりにも場違い過ぎるんじゃないか?」とビビっていたらしい。いや、もう最高です。演奏した曲は全部で30数曲。楽屋でお話ししたらすっごくマジメに音楽に向き合っていることがわかってさらに好きになった。

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スクリーンは画用紙4枚を貼り付けたお手製。
すてき過ぎる!

田中緑 Green Piece
クラシック音楽出身なのになぜかジャズに手を染めてしまい、こうしてパーマネントバンドとしてラテンミュージックを演奏する田中緑さんは、もはや仙台ではやり手女流ピアニストだと言って良かろう。クラシック出身とは言え演奏に良い意味で硬さはなく、それでいて読譜力や指使いなどの基礎能力が高いのだから服部のような独学系ミュージシャンとしてはイヤんなっちまう。こういうと彼女は謙遜するだろうけれど、及川文和、齋藤寛、林宏樹、佐藤弘基なんて言う東北圏ではヒトクセフタクセどころじゃないミュージシャンがGreen Pieceに集っているという事実をどう説明するのか、と小一時間ほど問い詰めたい気分である。

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どーでもいーけどベースの佐藤弘基さんは
ほとんど皆勤賞的な出場回数。
いつもお世話になっております

服部暁典+水沼慎一郎 旅団
久しぶりに服部も一枠いただいて演奏することになった。普段のメンバーである高橋督が仕事で離仙しているため水沼を誘ったのだが、これはこれで大正解だった。水沼の確信を持った音楽破壊行為はなかなかに強力だ。結論から言うと非常にダイナミクスのあるフリーな演奏ができたと思う。別の言い方をすれば有機的な演奏だった。メンバーひとりひとりは自由に演奏しているのだが、別のメンバーの音とパズルのピースのようにカチッとハマったり外れたりを繰り返した。終演後お客様から「演奏中聴き手も旅をすることができた」というお言葉をいただいたが、これなど最大級の賛辞ではなかろうか。ありがとうございました。

KeyUni名物最後の大セッションも健在。今回はスティーヴィー・ワンダーのIsn't She Lovely。これもとても楽しかった。ちゃんと他人の演奏に耳をそばだて、自分の主張ができるミュージシャンと演奏する歓びを満喫できた。客様も最後まで聴いてくださった方が多かった。感謝。出演してくれたミュージシャン諸氏にも感謝。Livehouse ennのスタッフ諸氏にも感謝。制作を一手に引き受けてくれているennの星君にも感謝。ありがとうございました。

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ちゃんもつさんが持ち込んだ
今回の飛び道具CASIO CZ-101


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打ち上げはいつものおだいどこはなれ

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L to R 水沼慎一郎 服部暁典
橋元成朋 田中緑 竹野靖子


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| Keyboardist Union@仙台 | 23:40 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

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