2012.06.10 Sun
ホイールか、スティックか。
高橋督のブログで触れられていた話題。すなわちシンセサイザーに於けるピッチベンドとモジュレーションのコントローラーとしては、ホイールタイプが良いのかジョイスティックタイプが良いのか、という問題である。
筆者が初めて「自分のもの」として入手したシンセサイザーは高校の入学祝いに祖母に買ってもらったKORG POLY-61である。当時としては珍しい4方向ジョイスティックを装備していた。高校生なんていう年ごろだったこともあり、POLY-61はとにかく弾きまくった。おかげですっかりホイールコントローラーに縁遠くなってしまった。もちろん今はどちらでも良い。どちらにも利点と欠点がある。

筆者のファーストシンセKORG POLY-61
私の考えでは、ジョイスティックタイプは細かい表現に向いている。ピッチをしゃくり上げつつビブラートなんていうのはジョイスティックの方が断然やりやすい。しかしいかにもシンセらしい、急激なピッチやモジュレーション変化で演出する電子音やSEなどの場合はホイールタイプだろう。前者ならギターライクなシンセソロやエスニック系のピッチ変化を加える時は断然雰囲気を出しやすいし、後者ならビブラートをビヨビヨにかけたまま2オクターブ下降していくソロとか、ホワイトノイズで風のSEを出すなんて場面を想像してみてほしい。
例えば同じ系統の音色でも、コントローラーが異なることによって演奏する内容が違ってくるなんてことがあると思う。別の例では私はオルガン系の音色を多用することがわかっている場合は、ホイールタイプのコントローラーを積んだシンセを持っていく(以前そのためだけにENSONIQ EPS16+を持っていったなぁ)。道具で気分が変わるという側面はあるだろう。
ちなみに同じジョイスティックに分類されるが、Rolandのものは私はあまり評価しない。ピッチはともかく、モジュレーションに関しては上方向しかない無いため機能が制限される上に、ストローク長が短く、あれではON/OFFにしかならない。理想的なのはClavia社の、例えばNord Lead。ピッチはジョイスティックの発展系でモジュレーションはホイール。ピッチコントローラーの繊細な動きは実に人間っぽい。大好きだ。持ってないけど。
筆者が初めて「自分のもの」として入手したシンセサイザーは高校の入学祝いに祖母に買ってもらったKORG POLY-61である。当時としては珍しい4方向ジョイスティックを装備していた。高校生なんていう年ごろだったこともあり、POLY-61はとにかく弾きまくった。おかげですっかりホイールコントローラーに縁遠くなってしまった。もちろん今はどちらでも良い。どちらにも利点と欠点がある。

筆者のファーストシンセKORG POLY-61
私の考えでは、ジョイスティックタイプは細かい表現に向いている。ピッチをしゃくり上げつつビブラートなんていうのはジョイスティックの方が断然やりやすい。しかしいかにもシンセらしい、急激なピッチやモジュレーション変化で演出する電子音やSEなどの場合はホイールタイプだろう。前者ならギターライクなシンセソロやエスニック系のピッチ変化を加える時は断然雰囲気を出しやすいし、後者ならビブラートをビヨビヨにかけたまま2オクターブ下降していくソロとか、ホワイトノイズで風のSEを出すなんて場面を想像してみてほしい。
例えば同じ系統の音色でも、コントローラーが異なることによって演奏する内容が違ってくるなんてことがあると思う。別の例では私はオルガン系の音色を多用することがわかっている場合は、ホイールタイプのコントローラーを積んだシンセを持っていく(以前そのためだけにENSONIQ EPS16+を持っていったなぁ)。道具で気分が変わるという側面はあるだろう。
ちなみに同じジョイスティックに分類されるが、Rolandのものは私はあまり評価しない。ピッチはともかく、モジュレーションに関しては上方向しかない無いため機能が制限される上に、ストローク長が短く、あれではON/OFFにしかならない。理想的なのはClavia社の、例えばNord Lead。ピッチはジョイスティックの発展系でモジュレーションはホイール。ピッチコントローラーの繊細な動きは実に人間っぽい。大好きだ。持ってないけど。
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