暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

2013年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年10月

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心の師匠の演奏を聴いて考えた

とある音楽仲間の結婚披露宴2次会に参加した。交友関係の広い新郎新婦なので、ミュージシャンもたくさんいた。かく言う私もそのジャンルの人として呼ばれたのだが。そんな中に私が「心の師匠」※として崇める稲垣達也さんもおられた。少しだがお話しすることができて嬉しかった。

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こういう写真ばかりアップするので
酔っぱらっていると思われるのだ。
実際にはお酒は呑めません。
ただし稲垣さんは酔ってます(笑)

稲垣さんは新郎新婦へのプレゼント演奏もされたのだが、稲垣さんらしい美しく温かい音楽だった。終わって席に戻ってきた時に「あれなんて曲ですか?オリジナル?」と聞いたらなんとびっくり即興演奏だと言う。私が「あぁ、この人にはかなわない。この人の演奏から勉強させてもらおう」と思ったあの時(もう10年以上前だ)も、やっぱり稲垣さんは気持ちのおもむくままに鍵盤を使って音楽を描いていた。そしてその時も私は先とまったく同じ質問をしたのだった。稲垣さんの即興演奏は、(いつもそうだとは限らないが)きちんと起承転結があるところが素晴らしい。また響きだけを重視した、ただただ流れていくだけのものではなく、情感とドラマがある。再現性が無いことがちょっと信じられない。

結局稲垣さんのお人柄をそのまま音にするとこうなる、と言うものになっている。これって当然と言えば当然だが、その域に達するにはどれだけの場数と研究があったのか、すぐには想像がつかない。

この夜。新郎自身が優れたベーシストであったが、お祝い演奏を行ったどのミュージシャンも素晴らしい演奏だった。私が心の師匠と崇める方は稲垣さんの他にあとおふたりいるのだが、3人の師匠の他にも心の底から尊敬できるミュージシャンが周囲にいると言うことは本当に幸せだし恵まれていると思う。あの夜あの会場で、幸せだったのは新郎新婦だけではなかったのである。

※心の師匠:きちんと弟子入りしたわけではないが、服部が勝手に崇めている方々。いろいろ盗ませていただこうとあれこれ画策するも、そもそもレベルが違いすぎて盗めない方々。
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