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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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Logic Pro 9・録音レベルが管理できない(追記あり)

Logic Pro Xの発売を歓迎する旨エントリーしたわけだが、実際の購入にあたり考えるに、先代となったVer.9で使い勝手が今ひとつしっくりこない点がある。Ver.10は機能面では9から大幅に変わっていないらしいので、ここをクリアしないといつまでもひっかかりつつ使うことになってしまう。

結論から言うとこのエントリーをアップする今夜の段階では解決していない。もしLogic Pro9をお持ちの方は試してみていただきたいのだが、「初期設定」>「オーディオ」タブで以下のようにセットしてみてほしい。

1.ユニバーサルトラックモードをオフにする
2.ソフトウェアモニタリングをオフにする

そしてオーディオトラックを録音待機状態にする。入力チャンネルの選択が正しければ、この状態で録音ソースを演奏すればオーディオトラックのメーターが反応する。Fig.1

MonoOK.png
Fig.1
モノラルのオーディオトラックを録音待機状態にして信号を入力するとメーターは反応する。画面内右のピンクと赤のチャンネルストリップを含んだウィンドウはオーディオインターフェイスMetric Halo Mobile I/O2882のコントロールソフトウェアであるMIO Consoleのもの。「Mackie」と表示されたストリップの信号が画面左のLogic Pro 9の録音待機オーディオトラック「Audio 11」に流れている。

さて問題はこの次だ。奇数番号のオーディオトラックを選び(隣り合う偶数トラックと)ステレオペアにする。前述のとおりに録音ソースを演奏する。しかしメーターが反応しない。Fig.2

StereoNG.png 
Fig2.
同じくAudio 11をステレオペアに設定し、録音待機状態にしたがメーターが反応しない。これで録音することはできる。がレベル管理はできない。

友人である「みいさん」が上記条件で動作確認してくれたところ、同様の症状が確認された。どうもこれはバグではないか。しかしAppleがこの問題に対処してくれるかどうか、非常に疑わしくなってきた。なぜかと言うとLogic Pro Xはユニバーサルトラックモードをオフにすること自体ができないという。筆者がユニバーサルトラックモードでLogicを使えば解決する話だが、それをしたくない。なぜならステレオファイルなのにトラックをひとつしか使わないことに違和感があるからだ。ステレオトラックとはトラック(チャンネル)をふたつ使うことなのだ。

ウィンドウ内の見た目はあまりスマートじゃないが、実物のミキサーを常に頭の中でシミュレートしながら作業している私にとっては、無視できない問題なのだ。

※2013年8月12日追記:オーディオインターフェイスのドライバーのアップデートで一部解決した。こちらを参照のこと。
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