暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ANDANTE Live 20140803・その2

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20114年8月3日、ANDANTEというバンドにてライヴを行った。Livehouse enn 3rdにて。バンドと演奏曲目以外の機材についても書いてみる。私としては久しぶりに2段構えのセッティングとした。

上段:ENSONIQ EPS16plus + E-mu Vintage Keys
下段:YAMAHA S90XS
MIX:MACKIE. MS-1402-VLZ

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前回のエントリーに書いたとおり、演奏するのは洋の東西を問わないエバーグリーンなスタンダードなので、こういうバンドにはまず第1にしっかりしたピアノの音色が必要である。S90XSは必須だった。

さて上段でどういう音色を使ったか。EPS16plusを選択したのは大きく言ってふたつの理由がある。ひとつはライトウェイト鍵盤が必要だったこと。もうひとつはモジュレーションホイールが必要だったこと。結果的に上段では3つの音色しか鳴らしていない。

1.キラキラ系ベル
2.ブラスセクション
3.オルガン

ベルは「少年時代」のイントロや「overjoyed」のBメロ部分で使用。基本はEPS16plusの購入時同梱フロッピーの名作"DEGITAL KEYS"とVintage Keysのベル系プログラムのレイヤー。ブラスセクションも同じく"MIAMI BRASS"とブラス系のレイヤー。オルガンはVintage KeysのハモンドB3プログラムである。個人的嗜好だが、これら3音色を鳴らすのはライトウェイト鍵盤が好ましい。

ブラスセクションの音色は、本当はRolandの90年代PCMシンセを用意したいところ。暁スタジオ機材からならJV-880。さらにこれにうっすらコンプレッサーをかければ完璧だが、セッティング時間が短い上に当日のサウンドチェックも都合で参加できなかった(つまりぶっつけ本番)ので、出来る限りシンプルな結線を目指したため省略。

私の持つ環境で、Vintage Keysを超えるオルガンサウンドは無い。どんな演奏にも馴染み、かつ弾き手のテンションを上げる素晴しい唯一無二のサウンドである。で、このオルガンプログラムのレズリー効果のON/OFFがモジュレーションホイールで、Roland系のモジュレーション"スイッチ"ではラッチができない。なのでモジュレーションホイールが必要だったのだ。

ミキサーに1402を持ち込んだのはバランスアウトがあるからである。重いし図体もでかいが、MADE IN USAの1402の音は信頼できるし、ライヴの現場でバランスアウトがあるのは利点である。

上段については

YAMAHA KX76+Roland JV-880+V.Keys

という選択肢もあった。しかし前述のとおり当日サウンドチェック省略の上にセッティング時間が極短(10分)である。時短と動作確実性を取ってEPS16plus+Vintage Keysの組み合わせにしたが、EPS16plusはご存知のとおりサンプラーであり、起動もプログラムロードも2DDフロッピーディスク(!)である。当然読み込み時間がかかる。この組み合わせにしても時間短縮には繋がらなかったように思う(笑)。それに当日用に作成したプログラムのBANK作成に失敗しており、予備も含めてステージ上で"WRONG DISK"表示が出たのには慌てた(笑)。いやぁ、動作確認しないとダメですね。結局音色プログラムをひとつひとつ読み込んでエフェクトもその場で手動で設定するというトホホな事態に…。

本番では3台の音量を始終1402上で調整し続けていたが、どの音色もきちんと抜けるものになっていたと思う。S90XSを除いた2台はすでにヴィンテージ機材と呼んでも差し支えないと思うが、現代のステージでも遜色ない芯のある音色を発することができた。良かった良かった…が、この猛暑の中のパッキングは地獄だった…。
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