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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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生まれるか?ワクワクする曲

髙橋督のファーストアルバム、音に関する作業は終了し、現在はアートワークやクレジットなどの最終確認が行われている。中断期間も含めればちょうど1年かかったことになる。大変は大変だったが、楽しかった思いの方が強い。あとは私も一般のリスナーと同じく、発売を楽しみに待つばかりである。

督のアルバムにかかりっきりということにして、すっかり凍結していた自分の作品作りを再開した。アルバムとしてまとめようと思っている。全くの新曲もあるし、折々に完成させてきた単品もある。改めて実感するのだが、督の作業ではずいぶん自分の技術や耳が鍛えられたようで、かつての自分の曲を聴きなおすと、「聴かせる技術としてのレコーディングエンジニアリング」という観点ではあれもこれも「ダメダメ!やりなおし!」な点が多々有り驚いてしまう。単品制作だと自己作品のリファレンス(ここでは「聴き比べる対象となる作品」程度にお考えいただきたい)が無いので、ひとりよがりな処理になりがち…なのか?などと自問自答しながら、一旦完成したと思っていた曲のトリートメントに着手している。

作業途中で放り出していた曲もいくつかある。それらを「今の耳」で聴くとやはり納得できない部分があって、こうなるとほとんどゼロスタートになる。作曲当初のモチーフにまで戻って考え直し。だが思ったほどこの作業はしんどくない。「今の自分を楽しませることができるか?」という観点でのアプローチだからだろう。時間はかかるが。

新曲も作りたい。トリートメントや作曲し直し作業と平行して新曲を考えられるのか?と思われる向きもあろうが、意外と音楽のことばかり考える状況になっている時の方が着想を得やすいのだ。なんか、ワクワクする曲を作りたいねぇ。
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