暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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できました。

自作曲のストリングスアレンジで大失敗という話をエントリーしたが、この曲には依頼主がおり、いつまでもテヘペロでごまかすわけにも行かぬ。もう一回チャレンジしなければならない。

アレンジに煮詰まった時、同業諸氏はどうされるのか知らないが、私の場合は頭の中でひたすら曲をリピート再生するしかない。そうするとあるべきラインが聞こえてくるのだ。ただしこの方法、時間がかかる。幸いドラムもピアノもその他のパートもかなーりやっつけなものだったので(幸いか?おい)、特にドラムデータのトリートメントに時間がかかった。その上間奏時間の引き延ばしという案件もあり、何度も何度も曲データを聴き続けることになり、脳内リピートと同様の環境が労せずして出現!

そもそもセオリーを知らない私が、3〜4ラインのストリングスアンサンブルを考えると言うこと自体が、サンデードライバーがいきなりサーキットに出るようなもので、要は知識も準備も不足なのだ。が、「弦楽アンサンブルのメンバーに譜面を渡す」と考えずに「上段のシンセで片手でストリングスっぽいラインを足す」と考えれば、少なくとも狙い所は見えてくる。ストリングスアンサンブルの中で細かく音を動かさず、シンプルなラインを合奏してます!的なアプローチに切り替えてみた。試行錯誤の結果、曲全体に馴染んで「あ、気がついたらストリングスっぽいのもいますね」くらいのものにはなった。

苦労した遠因として、「手持ちのストリングスのサンプルでは気分が乗らない」ということもある。昨今の生楽器のプラグイン音源のリアルさには本当に恐れ入る。録り様、聞かせ様によっては生と区別がつかないことすらある(おめえの耳が悪いから…なんて言わないで)。これから自分が作っていきたい音楽には、シミュレーションという要素は少なくなっていくと思われ、現状でそういう音源を導入する予定は無いが、こういう誰かからの依頼によって作る時は必要になる場面もあるのかもしれない。

しかしそれらを導入したとしても、やはり勉強不足という事実は動かし難い。日々是勉強、ではある。ともあれ、今回はなんとかできました

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