暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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モニタースピーカーとリスニングスピーカー

スピーカーの善し悪しを判断するにはいくつかの判断基準があるが、私は割りとシンプルに考えている。

ミックスに使えるか/使えないか
好きか/嫌いか

前者の基準で判断すると、これはかなり深遠な世界である。できるだけ解像度が高くて、かつ特性に変なピークが無いことが求められる。そんなスピーカーあるのか?世の中にはあるのだ、これが。しかし取りあえず買ってきてつないでみてバーンと音が出てそういう状態のスピーカーはほぼ存在しないと思った方が良い。その理由はよくわからないが、スピーカーケーブルやアンプとの相性とか無限に分かれ道がある世界なので、根気強く自分にとっての正解を探すしかない。

後者の基準は逆にシンプルすぎて、ひたすら自問自答するだけだ。「自分はこの音が好きか?嫌いか?」だけなのだ。どんどん探求していくと「スピーカーが音楽を選ぶ」みたいなことを言い出す人もいるかもしれない。要は向き・不向きということだが、底力のあるスピーカーは、やはり音源を選ばないと私は思う。どんな音源でも心地よく聴こえれば、それは好きなスピーカーだと言っても良いと思う。
focalsmc65.png
カーオーディオ用に積んでみたら思いの他ゴキゲンだったFocal。
これはニアフィールドパワードモニターのCMS65。ほしい

ごく普通の人が音楽鑑賞を楽しむだけなら後者の基準だけで選べば良いのだが、音楽制作をしていると、前者の基準を満たすことが最優先になってしまう。だが往々にして解像度が高くて特性のフラットなスピーカーは長時間のリスニングには向かない。聴こえてくる情報が多く、聴き取ろうとがんばってしまうので疲れてしまうのだ(自分だけだろうか)。

晴れた日の午後に自宅でぼーっと音楽を聴くなら、音が直線的に出てくるスピーカーではなく、部屋全体にじんわり響くようなスピーカーの方が向いていると思う。直線的で解像度が高くてフラットなスピーカーを手に入れたからこそわかった(笑)。カフェなどによくあるぼんやり聴こえるスピーカーにも、存在意味はあったのだなぁ。

10m.jpg
暁スタジオ唯一のモニタースピーカーYAMAHA NS-10M。
ProとかStudioではなく民生ラインのテンモニだが、内部配線をPCOCCに換装。
ドライブするアンプはstuwert audioのもので、アンプからテンモニまでのSPケーブルもPCOCC。
解像度が高くてかなりフラット
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