暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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過不足無い演奏2:そんな演奏のお手本

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1978年にリリースされた大貫妙子のアルバム「MIGNONNE」を聴くと、参加ミュージシャンの手だれ具合に、まさに舌を巻く思いをする。誰が参加しているかって?リズムセクションと鍵盤奏者を抜粋してみる。

Guitar
水谷公生、鈴木茂、松木恒秀、杉本喜代志、吉川忠英、松原正樹、高中正義
Bass
後藤次利、高水健司、細野晴臣、
Drums
林立夫、田中清、高橋ユキヒロ、村上秀一
Piano、Keyboard
坂本龍一、渋井博、市川秀男
Percussion
ペッカー橋田、浜口茂外也

その他ブラスセクション、コーラス、ストリングスの方々

YMO結成前夜の3人が参加しているだけで、自分の中でこのアルバムは価値が急上昇してしまう。だがそれはそれとして、改めてこの頃のスタジオミュージシャンたちのウマさ具合に驚かざるを得ない。この場合の「ウマさ」とはまさに過不足ない状態のことで、これ以上熱く感情的に演奏されても、逆にこれ以下の惰性で弾かれても聴き手は白けてしまう。そのぎりぎり境界線上にいることに脱帽するのである。

演奏に関してはミュージシャンひとりひとりにそれぞれの考えがあろうが、私は「曲全体を見渡して、ちゃんと計画的に過不足無く」演奏することを目指している。邪な考え抜きに音楽に向きあいたい。そのためには楽器演奏の基礎鍛練や音楽を理解する訓練が必要だ。そこはもうサボれないというか、とにかくやるしかないのである。

ところで、「MIGNONNE」というアルバムでの演奏は、単に上手いだけではなく、バンド活動の延長にいるような「熱さ」も感じられる。冷静なだけでなく、「オレが参加するからには」的な野心もほのかに感じられる。そんな部分も、やはり好きなのだ。
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