2015.06.14 Sun
Beagle Kickのアルバムに参加した
BeagleKickというユニットのアルバム中の1曲に鍵盤ハーモニカで参加し、いよいよ発売されることになった。ハイレゾリューション音源で供給される。と言うかそれを目的に活動されておられるユニットである。演奏者としてもエンジニアリングの観点からも大変勉強になった。
少なくとも自分の嗜好する音楽は、なるべく微に入り細に渡り聴き取れた方が楽しめる種類の音楽だと思っている。自然と自分の曲もそういう風に聴いてほしくなるし、そういう環境で聴かれることを前提に作る。特にマスタリングスタジオのシステムで耳慣れた音源を聴いた時の衝撃は忘れられない。ここまで精細に再生されてしまうのか!こりゃ死ぬ気でミックスしないと手抜きがすぐにバレる!!てなもんである。業務だから特に高度な環境ではあったが、世に言うオーディオマニアだってこれくらのことはやっているだろう。そういう人に聴かれた時に言い訳なしの仕事をしなければ…と心に誓った次第。少々話が逸れたが、そういうわけで、繰り返しになるが、自分の音源は高音質で聴いて欲しいし、そういう環境で聴かれることを前提に作っている。
BeagleKickプロデューサーの橋爪徹さんは以前から私の音源を気に入ってくださっており、ご自身の関わるネットラジオ番組で私の音源を使ってくださっていたのだが、今回はとうとうゼロスタートのプロジェクトへの起用であった。大変光栄な話だが、自分以外の曲に純粋にプレイヤーとして参加というケースは、実はあまり経験がない。作曲はすでに全国放送のアニメ作品やテレビ番組で音楽を担当されている和田貴史さんだから、相手にとって不足はないどころかこっちが役者不足だったらすみません、である。いざ引き受けたものの、理解不能だったり演奏不能なフレーズ満載だったらどうしよう…と不安に駆られる夜もあった(おおげさ)。いざ音源が届いたら、幸いテクニカルなフレーズではなかったものの、フレージングに繊細さが求められる種類の音楽だった。咀嚼に悪あがきをしつつ、またちょっとした勘違いで録音に苦労しつつもなんとか録り上げた。その時の模様はこちらやこちらをお読みいただきたい。
この服部が参加した曲「Wonderful World」が含まれた1stアルバム「BRAND NEW KEYS」がいよいよ配信+店頭販売される。作曲、演奏、録音、パッケージ。これらに隙なく配慮したインディペンデントユニットの音源という意味で、まさに教科書のような作品となっているはずだ。そして作家が音楽に対して正直に制作している感触が大いにある。そういう作品こそがハイレゾリューション音源として世に出ていって欲しいとも思うもの也。商業音源とかインディペンデントだとか、そういう垣根そのものがあやふやな現代において、こういう音源、こういうユニット、こういうアーティストが日本の音楽世界をリビルドして行くような気がする。またそうであってほしい。
発売の詳細はBeagle Kickのウェブサイトでご確認いただきたい。こちら。
蛇足:
作品のジャケットを見てみたら、なんと私も写っているのだった…。恐れ多いことである。
BeagleKickプロデューサーの橋爪徹さんは以前から私の音源を気に入ってくださっており、ご自身の関わるネットラジオ番組で私の音源を使ってくださっていたのだが、今回はとうとうゼロスタートのプロジェクトへの起用であった。大変光栄な話だが、自分以外の曲に純粋にプレイヤーとして参加というケースは、実はあまり経験がない。作曲はすでに全国放送のアニメ作品やテレビ番組で音楽を担当されている和田貴史さんだから、相手にとって不足はないどころかこっちが役者不足だったらすみません、である。いざ引き受けたものの、理解不能だったり演奏不能なフレーズ満載だったらどうしよう…と不安に駆られる夜もあった(おおげさ)。いざ音源が届いたら、幸いテクニカルなフレーズではなかったものの、フレージングに繊細さが求められる種類の音楽だった。咀嚼に悪あがきをしつつ、またちょっとした勘違いで録音に苦労しつつもなんとか録り上げた。その時の模様はこちらやこちらをお読みいただきたい。
この服部が参加した曲「Wonderful World」が含まれた1stアルバム「BRAND NEW KEYS」がいよいよ配信+店頭販売される。作曲、演奏、録音、パッケージ。これらに隙なく配慮したインディペンデントユニットの音源という意味で、まさに教科書のような作品となっているはずだ。そして作家が音楽に対して正直に制作している感触が大いにある。そういう作品こそがハイレゾリューション音源として世に出ていって欲しいとも思うもの也。商業音源とかインディペンデントだとか、そういう垣根そのものがあやふやな現代において、こういう音源、こういうユニット、こういうアーティストが日本の音楽世界をリビルドして行くような気がする。またそうであってほしい。
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作品のジャケットを見てみたら、なんと私も写っているのだった…。恐れ多いことである。
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