暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ピアノに助けられるレコーディング

及川スタジオでレコーディングを行った。自分の曲で、どうしても生ピアノで演奏したかった。自宅のアップライトでも良かったのだが、改めて調律をお願いしなければならない。及川に打診してみたら、ちょうど調律をお願いするタイミングだったようだ。幸運である。そのまま録音もお願いすることにした。

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及川スタジオのピアノにはすでに山彦というピックアップマイクが取り付けられていて、行って、ピアノの前に座って、弾けばすぐ録音できる状態にはなっているのだが、聴き比べの意味で手持ちのマイク(audio-technica AT-4040 ←すでに絶版か?←いやいや、まだ現役だった)を2本持ち込んでみた。

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聴き比べの結論としては、山彦はものすごく善戦しているものの、素の音は良質のサンプリングピアノ波形という感じ。ボディの共鳴を空気で拾っていないのだから当然ではある。及川スタジオはドラムセットと共存しており、同時レコーディングでもカブリは最小限で、セパレートはばっちりだという。それでいてこの音質なら導入効果は確かにある。

4040の方はSSL X-Logic AlphaChannelでドライブ。4040は中域があからさまに凹んだ、いわゆる「安コンデンサーマイクの音」なのだが、SSLが多少味付けしてくれた。特にハンマー付近を狙っただけあって「生ピアノでーっす!」な音になっていて安心した(笑)。

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だが何と言ってもピアノの音が良かった。小田島智調律師が相当手を入れてくださったとのことで、タッチと鳴りのバランスが最高。その代わり全部弾き手の責任…みたいな仕上がりになっていた(笑)。私はピアニストではないので、小田島さんの仕事にどこまで応えられたか自信を持てない。それでも弾きながらピアノに助けられている感覚がずぅっとあった。ありがたいことである。

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盟友及川文和にも世話になった。録音後の「味わいカルピスピーチ味」が五臓六腑に染み渡った。どうもありがとう。
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