2016.06.05 Sun
凄腕直立猿人と演奏した!
かつてBAR BAROCKというお店(仙台市青葉区名掛丁にある)での小さなセッションで、トロンボニスト清水かずあき君と初めて顔合わせした(佐久間君、声をかけてくれてありがとう)。とても楽しい場だった。
「BAR BAROCKセッションで弾いてきた!」
「久しぶりに帰省した親戚の家」
清水君とはそこで初めて顔合わせして、私の鍵盤ハーモニカを気に入ってくれたらしい。そんなことがきっかけで名うてのジャズミュージシャンが集うこのバンドにのこのこと出かけて行った。CLUB PITHECANのメンバーを一言で言うなら「在仙ミュージシャンの底力の片鱗を示す人たち」と言えると思う。岩手県の人や県北の人も含まれているけれど(笑)。いや、そんなことは瑣末なことで、仙台をメインフィールドに脂の乗った演奏を繰り広げている人たちなのである。同時に、なんかもう完全に自分の年代はメインストリームじゃないのね、とも思う。(自分からすれば)若い人たちの躍進は著しい。もうイキオイやパワーではあっちに分があるのだ。ということを実感しつつ、今自分にできることをするしかないという開き直りにも近い心境でリハーサルを終えた。

このリハーサルがすでにして聴きほれるレベル
そんなわけで本番が始まると、いや、当日のサウンドチェックの段階から、胃袋をギュウッと捉まれているかのごとく緊張していた(笑)。ソリストとして腕利きの3人、名雪さん(サックス)、沢野君(トランペット)、清水君たちになんとか見劣りしないようにやれれば…などと思っていたのだが、みんなリハ時から4割り増しのプレイでそれぞれがそれぞれを圧倒。あー。そうなるよねー(笑)。本番まで手札は見せないよねー(笑)。そんな素晴らしいソリストたちに混じって、オレどうしようと思っていたら、千葉君(ピアノ)のリリカルで、まるでシナリオがあるかのようなドラマティックなソロ、陽太郎君(ドラム)の目の覚めるようなアイデア満載のソロがもうすごくて。ステージ上の服部の偽らざる心境としては、「やることなくなっちゃった。で?オレにどうしろと?」である。
自動車の運転の話ではあるが、自分よりも数段うまい人についていくと、いつもよりも速く走れてしまうことがある。この時の私の心境はこれに近く、バンドメンバーの素晴らしいプレイに引っ張ってもらい、自分の「引き出し」の中にあるもの総ざらえ的なプレイができた。できたと思う。できていたらいいな(笑)。
加えて言えば、オーディエンスも素晴らしかった。会場全体がグルーヴしているのが感じられることはあまりないが、この日はステージ上のミュージシャンとオーディエンスのキャッチボールがすごくうまく機能していたと思う。ありがたいことである。
そして、ベーシスト佐藤弘基。弘基ちゃんとはもはや30年来のつきあいで、ベースという楽器が「単なる縁の下の力持ち。ルートを担当してまーす」ではないことを、最初に教えてくれた人なのだ。今回のステージでは弘基ちゃんの隣に立っていたので、いつもよりもつぶさに彼の演奏を聴くことができた。不安だらけの今回のステージで、唯一の心の安定剤だった。ありがとう!!
「BAR BAROCKセッションで弾いてきた!」
「久しぶりに帰省した親戚の家」
清水君とはそこで初めて顔合わせして、私の鍵盤ハーモニカを気に入ってくれたらしい。そんなことがきっかけで名うてのジャズミュージシャンが集うこのバンドにのこのこと出かけて行った。CLUB PITHECANのメンバーを一言で言うなら「在仙ミュージシャンの底力の片鱗を示す人たち」と言えると思う。岩手県の人や県北の人も含まれているけれど(笑)。いや、そんなことは瑣末なことで、仙台をメインフィールドに脂の乗った演奏を繰り広げている人たちなのである。同時に、なんかもう完全に自分の年代はメインストリームじゃないのね、とも思う。(自分からすれば)若い人たちの躍進は著しい。もうイキオイやパワーではあっちに分があるのだ。ということを実感しつつ、今自分にできることをするしかないという開き直りにも近い心境でリハーサルを終えた。

このリハーサルがすでにして聴きほれるレベル
そんなわけで本番が始まると、いや、当日のサウンドチェックの段階から、胃袋をギュウッと捉まれているかのごとく緊張していた(笑)。ソリストとして腕利きの3人、名雪さん(サックス)、沢野君(トランペット)、清水君たちになんとか見劣りしないようにやれれば…などと思っていたのだが、みんなリハ時から4割り増しのプレイでそれぞれがそれぞれを圧倒。あー。そうなるよねー(笑)。本番まで手札は見せないよねー(笑)。そんな素晴らしいソリストたちに混じって、オレどうしようと思っていたら、千葉君(ピアノ)のリリカルで、まるでシナリオがあるかのようなドラマティックなソロ、陽太郎君(ドラム)の目の覚めるようなアイデア満載のソロがもうすごくて。ステージ上の服部の偽らざる心境としては、「やることなくなっちゃった。で?オレにどうしろと?」である。
自動車の運転の話ではあるが、自分よりも数段うまい人についていくと、いつもよりも速く走れてしまうことがある。この時の私の心境はこれに近く、バンドメンバーの素晴らしいプレイに引っ張ってもらい、自分の「引き出し」の中にあるもの総ざらえ的なプレイができた。できたと思う。できていたらいいな(笑)。
加えて言えば、オーディエンスも素晴らしかった。会場全体がグルーヴしているのが感じられることはあまりないが、この日はステージ上のミュージシャンとオーディエンスのキャッチボールがすごくうまく機能していたと思う。ありがたいことである。
そして、ベーシスト佐藤弘基。弘基ちゃんとはもはや30年来のつきあいで、ベースという楽器が「単なる縁の下の力持ち。ルートを担当してまーす」ではないことを、最初に教えてくれた人なのだ。今回のステージでは弘基ちゃんの隣に立っていたので、いつもよりもつぶさに彼の演奏を聴くことができた。不安だらけの今回のステージで、唯一の心の安定剤だった。ありがとう!!
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| ライヴ | 22:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑