暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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橋元服部二人会 2016・夏

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来たる6月30日(木)に「橋元服部二人会」なるライヴイベントを開催する。橋元成朋さんことちゃんもつさんが書いたその紹介文が以下のとおりである。

【橋元服部二人会】
2016年6月30日(木) 19時開場 19時半開演
1,500円(1ドリンク別500円)

LIVE HOUSE enn 3rd
仙台市青葉区中央2-7-11 仙台ストックマンビル B1F Blue

橋元成朋と服部暁典が、2006年から行ってきたライブイベント”Keyboardist Union”に一度ピリオドを打ち、それぞれの演奏活動に重きを置いて行うライブです。共にキーボードをメインに操るも音楽性とその表現スタイルは大きく異なりますが、"ジャンルに捉われない”という音楽へのスタンスは共通している二人です。

今回は二人が率いる各バンドの他に「客人」として、KUにも出演していただいている只野展也氏と、ギタリストのサイトウミノル氏にお声がけして、劇団IQ150の音楽斑メンバーによる2バンド「Ahiru」「Jing-Tang」が出演します。

平日の遅い時間ではありますが、ぜひぜひお越しくださいませ。m(_ _)m

1.Jing-Tang 19:30〜
サイトウミノル(G)/丹野久美子(Vo)
2.Ahiru 20:10〜
只野展也(Key,B)/渡辺洋一(G)/大光ワタル(Ds)
3.VOCE 20:50〜
服部暁典(Key)/山田理至(Vo)/後藤浩輝(G)/齋藤弘介(B)/水野玲奈(Ds)
4.The Chang-moz 21:30〜
橋元成朋(Key)/大光ワタル(Ds)/小澤牧子(Vl)/他
(出演時間は予定です)


このイベントを紹介するにあたって、ちゃんもつさんも触れている「Keyboardist Union@仙台(キーユニ)」について触れないわけにはいかない。キーユニは2006年から我々ふたりが続けてきたライヴイベントである。鍵盤奏者、すなわちキーボーディストを主役に置いたライヴイベントとしては、比類なきものだったと自負している。

ただ自ら掲げた「鍵盤奏者をメインフィーチュアする」「単なるうまい人ではなく、自身の音楽を発信している人が出演する」「自身の音楽の発信にあたって、どうしても鍵盤楽器じゃないとダメという人が出演する」という3つの理念が、結果的に制作・運営上の足かせとなった印象もある。その他にもバンド入れ替え時にトークや幕間演奏と称した特別セッションを挟んでみたり、出演キーボーディスト全員のセッションタイムを設けたりと言った「単なる対バンイベントにならない」ための工夫も、実施のハードルを上げた。

そもそもキーユニを計画した最初のミーティングで出たアイデアは実はすごくシンプルで、「キーボーディストにはそもそもキーボーディストの友人が少ない」「キーボーディストばっかり出演するイベントやったら友達が増えるんじゃね?」「キーボーディストメインのイベントなら、全員の機材をステージに並べっぱなしにしてもいいよね?」などなど、バンドに所属するキーボーディストならではのあれこれを気にしないで好き勝手やってみよう!という企画だったのである。最初のうちはこのコンセプトに喜んでくれるキーボーディストも多かったが、実際イベントの型が確立されてくると、「単なる変わり種の対バンイベント」と捉える人も出てくるようになる。そうなると、出演を請われるのにチケットノルマがあるのはどうしてなんだ?と思う人も出てくるものだ。実際この問題は制作の大きな悩みであり続けた。

同時に「キーボーディストオリエンテッドなライヴイベント」を成立させるための努力、例えば巷のライヴ会場をマメにチェックして有望なキーボーディストを探すとか、イベント運営のために新しいアイデアを捻り出すとか、ちゃんもつさんと服部のふたりだけでは難しかったという言い訳もしたくなる。そこを埋めてくれたのが一貫して会場であり続けたLovehouse ennの星君だったわけで、そのことには感謝してもしきれない。

そんなこんなで特に10回目を迎えるあたりから出演者集めにとても苦労するようになった。一度区切りをつけなければ、「キーユニを延命するのためだけのキーユニ」に堕してしまう。ちゃんもつさんが今回「ピリオドを打ち」と書くのは、無理からぬことだと思う。

もっともいざ出演者が決まってしまえば、こんなに楽しい現場もなかった。「出演時間の40分は全部あなたに任せる。如何なる音楽的バイアスもかけないから、好き勝手にやってくれていい」というのが出演条件だし、普段はバンドメンバーとして活動している人も、イベント告知ではキーボーディスト名が優先的に表記されるのがキーユニ。そんなことは滅多にないので、喜んでくれた方も多い。また特にパーマネントなバンドに属さずにキーユニのためにユニットを組む人も多く(主催の我々は意識的に即席バンドを組むようにした)、そうなると俄然みんな目の色を変えて優秀なミュージシャンに声をかけることになる。仙台の音楽界もそれなりに層が厚くなったと思うが、それでもサウンドチェック中は仙台音楽界の縮図を見ているかのような、絢爛豪華な絵が毎回広がっていたものである。そしてそこで知り合えた縁は何物にも代え難いものだ。本当に感謝しかない。

橋元服部二人会は、難しいことや面倒くさいこと抜きにして、ちゃんもつさんと服部が「とにかく人前で演奏しなけりゃダメなんだ」という初期衝動に忠実になるために企画された。きっとそこから見えてくる新しい地平があるだろう。キーユニだって「もう二度とやらない」と決めたわけでもない。ミュージシャンとして呼吸を続けるためなら、今はなんでもやってやろうという気持ちがあるのみなのだ。

20160630.jpg 

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VOCE
水野玲奈
L to R 齋藤弘介、服部暁典、山田理至、後藤浩輝
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