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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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まずは5人組VOCEが無事にデビューできた

橋元服部二人会が終了した。5人組VOCEのデビューが済んだことになる。まずはお越しいただいたお客様に感謝申し上げたい。

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ちゃんもつさんと服部の「人前で演奏したい!」という初期衝動を忠実かつ大事にした結果、Jing-Tang、Ahiruの客人たちがうまく昇華し、普遍性を加えてていただいた、と思っている。双方の出演者に深くお礼申し上げる。まるで芝居を見るようなJing-Tangのデュオ、大人じゃないと演奏できないロックのAhiru、ヴァイオリンを加えただけでなく、結局Jing-TangもAhiruも全部ステージに上げてしまったThe Chan-moz。懐メロりアレンジという飛び道具的なVOCEで参加した服部が言うのもナンだが、それにしてもみんなズルイよ(笑)。

5人組になったVOCEが楽しかったのは、ちゃんとアイデアのキャッチボールができていたからだと思う。「この曲はオレがアレンジしてきます」と言ったら、ちゃんと骨格は作ってくる。そしてみんなで肉付けしていく。中学生や高校生の頃はこういう「責任あるアイデアのキャッチボール」に憧れたものだ。20代になってからの音楽生活では、ほぼ間違いなくそれが実現できている。ありがたいことだ。だがVOCEは「日本語の過去曲の発掘」という前提がある。しっかりと幹や枝葉や根が張られた一流の曲をアレンジするという重責は、メンバー全員が自覚していたと思う。そこが、まぁ、普段と違うと言えば違った。

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VOCE 橋元服部二人会2016.06.30.
1.横顔(大貫妙子)
2.イージューライダー(奥田民生)
3.中央フリーウェイ(松任谷由実)
4.夏の終わり(オフコース)
5.BOMBER(山下達郎)

例えば中央フリーウェイは日本国民なら誰でも知ってる…と私のような中年は思うかもしれないが、今まさに音楽の楽しさや奥深さに触れる10代やもっと年齢の低い若者たちにとっては、懐メロ程度に映っているかもしれない。そのギャップを埋めるのもVOCEの使命(と言うと大げさだけど)だと思っていて、「えー?中央フリーウェイ知らないの??」という会話が世代間で交わされたとしたら本当に嬉しい。

もちろん私と同じ年代の人であっても「夏の終わり」は知らないかもしれない。そういう、本当に埋もれてしまっている曲を現代に引っ張り出すのも楽しい。

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音楽的にすごく充実したリハーサルを重ねることができたメンバーにも感謝したい。本当にどうもありがとう。VOCEは今後も事あるごとに集結するだろう。その時またぜひみなさんとお目にかかりたいと思う。アディオス!

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ご来場いただいた2名のキーボーディストと。
L:久保明彦氏、R:工藤孝信氏。
この3人で3Kというバンドをやろうと思います。

 
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