暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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自問自答

10月23日、パレットおおさきで開催される「パレット星空演奏会〜宙(そら)のかがり火〜」の準備を着々と進めている。この演奏会、実は服部の人生で初めてのソロステージ。「プラネタリウムと生演奏」というまたとない機会なので、これまでに発表してきた自作曲からテーマに沿うものを選曲するところから四苦八苦している。

種々の事情から、今回は自作曲のカラオケをバックに鍵盤ハーモニカとシンセサイザーを弾くことにした。だから準備と言っても要はすでに完成して発表した既存曲のデータから生演奏するパートを差し引いたり、新たに作ったりするわけだ。最新の未発表曲から10年以上も前の作品まで、演奏楽曲の制作年は幅広くなりそうだ。楽曲のDAWデータを改めて作業のまな板に上げてみると、自分の成長の軌跡を見る思いがあり、また新鮮でもある。だが今回書きたいのはそういう技術的な話ではない。


自作曲の作曲・演奏や録音が少しずつ向上しているなんて話は、まぁいい。そうでないと困る。今回10年くらい前から遡って自分の曲と向き合ってみて、「自分は一体何者なのか」という問いを思い浮かべずにはいられなかった。ドラムを1曲通して叩くことは無いけれど、ギターもベースもシンセサイザーも鍵盤ハーモニカも演奏する。曲によってメロディを担当する楽器は異なる。そうやって演奏されてきた作品群、それも10年分の中から曲をピックアップし、さてでは服部暁典とはどういうミュージシャンか?という問いに対して答えられるものになっているだろうか。最後まで突き詰めれば「自分は鍵盤奏者だと思っている」が、自分のことを一切知らない人が、ステージでカラオケをバックに鍵盤ハーモニカを吹いている自分を見たら、何と思うだろうか。

まぁ「あらー、ピアニカ吹いてるわー」と思うんだろうけど(笑)。

自分がどう思われるかということよりも、その演奏会場にいる人たちに一瞬でも現実を忘れてもらえればそれでいいと思っている。せっかくのプラネタリウム会場なのだから、ずぅっと星空を見ていてくれてもいい。くだらないB級映画を評してよく「見終わって1分経ったら中身を忘れた」と揶揄することがあるけれど、見ている間浮世の憂さを忘れさせたのだとしたら、それはそれで大したものだと思う。観客の中に、誰か一人でも音楽について興味を持ち続ける人が現れたら本望だ。

そんなこんなで、自問自答しながら作業を続けている。曲データを発掘するだけでなく、ゼロから作る曲もまた当然ある。過去曲への後悔や気付きを活かして新たに作業する曲には10年分に相当する何かが埋め込まれるようで嬉しい。また自分の曲なのに、あるいは自分の曲だから、演奏し直すと新しい発見もある。弾いていて楽しい。楽しいゾーンを通り越して、本番には演奏者の耳になっていないとね。

余談:同居する老母にこの演奏会の話をしたら、「あらー!プラネタリウムで演奏するの?素敵じゃない!」と喜んでくれた。その直後「喜多郎とか宗次郎みたいなのやるの?」ときた。ずこー。でもこういうお客様だっていると思う。先に謝っておく。すみません。そういうのはやりません。いや、そういうのもあるかも。

melodionstand.jpg
この機に乗じて鍵盤ハーモニカのスタンドを購入
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