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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ギターレコーディングまでの長い長い道のり

MIDIトラブルにもめげず、レコーディングを続けている。久しぶりにギターを録音した。

CS3RAT.jpg


まず、ものすごく久しぶりにギターを弾いた。ギターの弦、錆びてはいないがさすがに「前に張ったのっていつだっけ?」状態であり、今すぐ弾いても録音できる音ではない。ということでギターの弦を買ってきた。もう、なんというか、弦を張り替えるだけでワクワクしちゃうというか、気持ちが逸るというか(笑)。Bladeのストラトモデルはもう20年くらい前に人づてに購入したものだが、パーツがしっかりしているのかチューニングも安定している。ギラつくダダリオの弦がイカすぜ!さっそく弾き倒してやる!!

しかし当然のことながら、左手の指と右手のストロークが全然噛み合っていない。とほほ。弦を張り替えたら途端にうまくなるわけでは決してないのだった…。毎日毎日ギターをつま弾くこと1週間くらい。ようやく曲に合わせて弾けるようになってきたので、とっとと録音した。まずはカッティング。師匠に作ってもらったスペシャルマイクプリを通してライン録り。よっしゃよっしゃ。ブリッジ部分もカッティングで済まそうと思っていたが、カッティングを録っている最中に突然ひらめいて、ディストーションギターのアドリブソロパートに変更(めちゃくちゃだと思われるだろう。私もそう思う)。BOSSのコンプレッサーとRATを繋いでフェンダー Bronco(38Wの練習用アンプ)に突っ込んで弾く。

Broncoは何をどうやってもミッド〜ローは出ない。逆にハイは神経質なくらい鳴る。だからむしろ58(世界の定番、ダイナミックマイク)でわざとハイを滲ませて、中域中心に拾った音を後からDAW側で音作りするのがここ最近の服部的レシピである。だが、久しぶりにマイクを立てるのだし、何かちょっと変わったことしてみるか…ということでBronco側でミッドとローをフルブースト(と言っても大したもんじゃない)。そこにSHURE BETA57を立て、録りの段階でハイを強調ぎみにしてみた。

結果的にこの曲にはこの録り方がぴったりきた。モニター時にはENSONIQ DP/4でディレイとリヴァーブをがっつりかける。仮ミックスでもそのままDAWのAUXアウトをDP/4(セッティングはそのまま)に送ったのだが、プラグインとは比べ物にならない密度と馴染み具合。やっぱこれだわー。

あとベースのデータを少し見直ししたらこの曲は本ミックス作業に入れるだろう。
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