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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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iPod nano(4G)の音質を考える

iPodの本来の音質ってのはどう測れば良いのか。音楽をデジタルデータで聴く場合、耳に届くまでにD/Aコンバータ(デジタルデータをアナログ信号へ変換する部品)、アンプ、スピーカ(またはヘッドフォン、イヤフォン)、空気が必要である。もちろんデジタルデータの質そのものという問題もあるが、この際圧縮する規格は考慮しないものとする。wave、あるいはaiffに限った話。iPodを携帯音楽プレイヤーとして使用する場合、D/AコンバータとアンプはiPodに内蔵されており、ユーザー側ではどうにもできない。この場合少なくとも耳に音が届くまでにD/A、アンプ、ヘッドフォン(イヤフォン)という3つの要素がある(内耳の空気の質ってのはどれだけ影響するのかわからない。あっても微々たるものだと思う)。

回りくどく書いてしまったが、逆に言うとヘッドフォン・イヤフォンはユーザー側の情熱で良いものにできるわけだ。iPod nano(面倒くさいので4th generationは省略)を購入して何よりも驚いたのが付属のイヤフォンの音質の悪さである。先日インフルエンザで寝込んだ際にiPod nanoには随分世話になったが、ポッドキャストはともかく、音楽はなんだか聴いてきて逆にストレスが溜まるように思った。聞こえるべき音が聞こえないってのは疲れる。

そこで普段音楽制作作業に使っているヘッドフォンを挿してみた。SONY MDR-7506である。結論から言うと普段挿しているミキサーMACKIE.24・8と比べローとハイが若干強調されてはいるが、断然ちゃんとした音がする。ロー・ハイの強調ってのはきっとiPodのアンプのチューニングであろう。そんなことしなくても昨今の音源はみんなドンドンシャリシャリ言っていると思うが…。ただ特にリヴァーブの質感に顕著だが、全体的にD/Aの解像度はそれほど高くない。値段相応とは言える。ヘッドフォンさえそれなりの品質のものを用いれば携帯音楽プレイヤーとしてはひどい音質ではないだろう。それに加えてApple製品というブランド力とあのデザインだ。やっぱりこれは売れるよなぁ。手に持った感じがとても好ましい。筐体に付けられたカーブや本体の大きさも絶妙だ。

そもそも自分はiPodを車載専用プレイヤーとして購入し、現状ヘッドフォンアウトからカーオーディオのヘッドユニットへアナログ接続しているので、ヘッドフォンアウトの音質が余計に気になったわけだ。なにしろヘッドユニットのEQ設定を尋常じゃなくドンシャリ設定にしないと思ったように鳴ってくれないのだ。これはiPod導入以前のソースがCDだった頃からではあるが、iPodがよくないのかヘッドユニットがよくないのか、単に車内がそういう音場なのか、なんだかよくわからなくなったのだった。

少なくともiPodのヘッドフォンアウトはそんなに悪いモノでは無いようだ。
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