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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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OCTの劇判、自分の音楽との折り合い

OCTの主宰者石川裕人氏より昨夜送った泣ける音楽の評が届く。「サイコーです」。良かった。

さて次にスケッチするのは何か。スケッチと言っても頭の中で全体像をざっくりイメージするのである。幸い先日の打ち合わせでキーワードやヒントをたくさんもらったし、その席で閃いたものもあるので、その時のメモをただ見ているだけで少しずつピースが生まれてくる。

本日カタチになってきたのは「陰謀」、小型宇宙船発進用意!というシーンで使われる「発信用意!」、本筋と平行して描かれるある場面で使われる「哀切」の3つである。

今夜は「発信用意!」から着手。ある和物楽器の音色がどうしても必要で、それを自分の機材の中から発見した段階でもういいや、となってしまった(笑)。いや、それくらいその音色が必要だということと、それ以外はもうかなり明確にイメージができているので、スケッチ程度にしておく。

難関は「哀切」だった。昼間ずぅっとピアノに向かってアイデアを練っており、7割くらいは固まった手応えがあったので、あらためてLogic経由のAlesis nanopianoで弾いてみた。…。実際PCM音源で弾いてみると、7割大丈夫と思っていたアイデアはどうも弱いことが判明。大したことないアイデアでも生楽器の豊かな倍音でこねくり回していると、なんだかそれらしく聞こえるものなのだなぁ。

がっくり肩を落としていても仕方ないので、改めて台本を読み直してみる。ちょっと間違った捉え方をしていたかも。もうちょっといつもの自分らしく組み立ててみよう、と開き直ったら一気にできた。メロディーラインにRoland JV-880とYoungChang K2000を足してあとはEQとリヴァーブだけでかなりOKなはず。さらにうっすらとJUNO-106でパッドを足してやるつもり。全くいつもの手法。だけど自信の無い音を提出することはできない。
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