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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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OCTの劇判、SEは奥が深い

本日は2曲作業。ひとつはある登場人物が入室してくる場面の曲、というよりはSE。もうひとつはある苦渋の判断の末あることを決行…、という場面の曲。

入室のSEは空間系のイフェクト音を探しレイヤーする。今回はALESIS nanopianoとLogicの純正PIであるSculptureのプログラム。ただしどちらもアタックの欠けた音だったので、ガハ~ン!というアタック音としてM1のプログラムを足す。

消え際までをカウントしても10秒程度のSEなのだが、逆にそれだけの時間の中で変化を生み出すのは非常に難しい。SEは本当に奥が深い。

苦渋の判断後の行動の曲。コメディ世界の中の「苦渋の判断」であるから、ヲタクが驚いた時にわざとどもって言葉を発するようなもの(「ガ~ン!そ、そうだったのか…」とかね)、即ち解りやすい記号的音楽であると判断。重苦しい曲にする。やはりALESIS nanopianoでピアノにM1のベル系の音色をレイヤー。さらに重低音のペダルトーンにLogic PIのES2のアナログパッドのプログラム。ハーモニーを補完する意味でYAMAHA TG55のキラキラ系を含んだパッドも足す。さらに時間軸を意識させるためにROLAND JP-8000のアナログシーケンス系の音色で16分音符のシーケンスを組む。他の部分の曲との若干の関係性を持たせるためにマーチングバンドみたいなスネアをADDICTIVE DRUMSで加える。
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