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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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OCTの劇判、ホワーン

ホワーンという音。いや、冗談でもなんでもなく、「アホくさい脱力系音」というオーダーなのだ。

生来の、また生粋のマジメ人間の服部としては「ばからしい」とか「アホくさい」というのは中々に難しい。ホワーンという言葉からはっきりイメージできる音があるのだが、問題は芝居の中でどれくらいの長さの音が欲しいのか未知だということだ。台本によればある人物がこの音をきっかけに退場するので、SE一発という感じでは短いだろう。従ってホワーンという音が一回鳴っただけでは多分短いのだ。う~む。

まず最初にイメージした音をとりあえず出してみる。ROLAND TD-7というドラム音源に入っているホワーンという音だ(冗談のようだが本当だ)。これをLogicで実際に録音してみて、そのオーディオデータを純正PIサンプラーEXS24で読み込んでみる。ピッチを下げて行けば再生時間も長くなるのでそれを期待しての行為なのだが、まぁ案の定思った通りにはならない。ピッチを下げすぎれば音質は低下するし、そこまでやっても期待した程の再生時間にはならない。

発想を切り替えることにした。シンセパッド系の音色でちょっと不思議な感じのハーモニーを演奏すれば良いのではないか?Logic純正のそのテのソフトウェアシンセと言えばSculptureである。だがプリセットを探してみても思ったような優しい感じで適当にリリースタイムのあるプログラムが見つからない。Sculptureはエディットそのものがやっかいなので、同じ純正PIのES2で探してみると、まんまと見つかった。

しかしこれで終わりではない。ちょっと下品な要素も加えなければならない。演出の石川裕人氏曰く「アホくさい脱力系音」かつ「足の臭そうな音」なのだそうだ。マジで。

そこで改めてTD-7のホワーンをサンプリングしたEXS24に戻って4分音符くらいの音価で徐々に音階で下がって行ってみた。いい感じに荒れていて退場する感じも演出できる。ただしこのままではまだ下品ではないので、こいつにショートディレイをかけ、ディレイ音にだけフィルターバンクでピッチが下がって行く効果を加える。文章で書くとなんだかわからないが、ちょっといなたいというか、奇妙な効果が出る。

ま、これでいいかとも思うがこのままでは低音が全く無い。そこでAppleLoopsからブクブク的なSEを拾いだし、波形を切り貼りして再生時間を合わせる。これでどうでしょう。
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