暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ミックス地獄2

大門特盛シングルのミックスダウン。今夜は「プラグは標準」である。

この曲の重要な点はオルガン、クラヴィネット、ディストーションギターの三者で過不足無い「壁」を作ることである。その上でベースとバスドラムは他の収録曲よりも若干低く構えなければならない。

オーバーダビングの合間にドラムの音作りは大体やっていたので、バスドラムのローをちょっと太らせる。次にベースという自分の王道で進行。ベースはライン信号にオーバードライブをインサート。とは言えジャリジャリにするのではなくフィンガリングを少しだけ強調するような感じ。アンプサウンドの収録にはSONY C-48を使用した。このマイクをベースアンプに立てるのが好きだ。この曲でも十分にローを拾っていたが、コンプレッサー処理後、100Hz付近をほんの少しだけブースト。で、ドラムセット全体とベースだけで聴いてみる。う~ん重戦車的な。

この曲に限らずディストーションギターは5kHz付近を数dBブースト。これで存在感が増す。督のオルガンはちょっとチリらせようと思ったが、定石でオーバードライブをかませるのではなくロータリーシミュレータをインサート。案の定Motifの「まじめな」オルガン波形が適度に滲んでワイルドになった。

工藤のクラビネットも若干歪ませたいのでGtAmpProをインサートしてみたのだが、どうも違う。インサートではなく送りと返りでダイレクト信号とミックスできればそれでも良かったのかもしれないが、最終的にオケの中でどう鳴ってほしいかということを考えると、ダイレクト+イフェクトの組み合わせ技では一体感にかけるような気がする。ということで同じ歪ませプラグインの中のビットクラッシャーを使う。お、良い感じ。…なのだがクラビネット特有のプチッと弾けるアタックが出てこない。はたと気が付きコンプとビットクラッシャーの接続順序を逆にする。歪ませてからコンプ。アタックタイムをちょっと遅れさせる。来た来た。しかしこれではミッドが太ってしまうので、さらに最後にチャンネルEQを挿す。改めてオルガン、ギター、クラビをドラムとベースに加える。

いやぁ、ばっちり壁になった。素晴らしい。最後にコーラスを処理。若干走ったり喰ったりしている部分の波形をエディット。

なんか凄いことになってきた。早く完成させたい。
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