2009.08.12 Wed
アルバム、いいよね
この記事の論調は基本的にこのことに懐疑的で、1曲数百円でダウンロード販売に慣れてしまったリスナーが、捨て曲を含んでいるかもしれない数千円のパッケージを買うとは思えないというようなことが書いてある。
だがしかし、リスナーの対象を自分を中心とした30~50代の音楽ファンに限定して考えれば、これは喜ばしい動きだと思う。自分は歌詞がある曲は何を歌っているのか知りたいと思うし、写真やデザイン(フォントだって含む)などからアーティストの考え方を知ることができるとも思う。なによりもこのサウンドがどこのなんていうスタジオで、誰に録音されたのか、プロデューサーは誰なのか、ということも猛烈に知りたいのだ。
ダウンロードによる曲バラ売り形態ではこういう情報はまず望めない。圧縮されたデータであることも大いに不満だが、この「周辺データ欠落状態」にも欲求不満を溜めていたのである。
音質が良ければ自分はこういう「アルバム形式」のパッケージを買う可能性が高い。
しかしそうではない世代、10~20代、60代よりももっと上の世代のこととなるとトンと想像がつかない。特に若い世代は生まれた時からリビングにパソコンがある世代だ。小学校3年生ですらYouTubeで動画を検索するご時世、必要な情報を絞り込むのに技術が必要となる時代。大して好きでもない曲にお金を払うなんてことはしないだろうか。
| 音楽雑感 | 12:56 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
まったく同感
歌詞は聴き取ればいい(^^;)として,クレジットは提示してくれないとどーしよーもないっすよね。おっ,このアレンジ只者ではないな!とか思っても,誰だか分からないと拡がらない。
アルバムまとめ買いで一律1,500円くらいになれば,お買い得感で需要は出てくる気がするのだけど…
圧縮の音質の方は,うーむ… とにかくハードディスクの値段を下げてもらうしかないっすかね(^^;)。
| d_ske | 2009/08/14 00:03 | URL |