2009.08.12 Wed
Keyboardist Union @仙台 Vol.4 Liveを総括する
去る7月31日に開催された標題ライヴを総括してみようと思う。
ライヴ終了後日数を経ても、ご観覧いただいたお客様からお褒めの言葉や励ましの言葉をいただく。これはイベントの規模を考えても凄いことだと思う。つまりそれだけ訴求力があったということで、では一体何がその源なのかということを正しく把握しておくことは大切だと思う。
お客様の声の中にとても多いのは「あれだけキーボード奏者がいて、音楽性が全くかぶらないのが良かった」というもの。これは今まで開催した全てのライヴがそうであったと自負している。
Keyboardist Unionの出演者は恒常的に自作曲、あるいは自分の表現というものを追求し続けている面々であり、その意味では一国一城の主である。また出演依頼の条件として「自分の音楽を表現していること。表現に鍵盤楽器を使うこと」というのがあるわけで、同じ楽器を表現の道具としながらも多様性があるのは、だから当然と言えば当然なのである。そしてオーガナイザーとしてはそうなるように出演者を選定しているという内情もある。
この「表現者である=単なる演奏者ではない」というコンセプトは今後もとても重要である。
余談ではあるが、そういう人達が集まれば自然に「誰某には負けたくない!」とか「みんなの予想を裏切る演奏をしたい!」などと、良い意味でアグレッシヴなモチベーションが上がるものなのだ。ステージのクオリティが高いのにはそういう心情的理由もあるはずだ。
もうひとつの役割である「鍵盤奏者同士のネットワークを築く」という目的も充分に達成できた。それぞれは各方面で名前が売れていても、実際に会うことや一緒に音を出すのは初めてだったりするものだ。バンドにせいぜいひとりしかいない鍵盤奏者にとって「一度あなたと演奏してみたかった」という会話は、Keyboardist Union@仙台でなければできないと思う。
またそれぞれのバンドで一緒に演奏する鍵盤楽器以外のパートのミュージシャンズとの絆も嬉しい。Vol.4では「ミュージシャンの争奪戦になった(山本さとみ@Sonid Del Viento談)」という側面もあるにはあるが、その分楽屋タイムが楽しくてたまらない。そしてこれが縁でミュージシャンの輪が広がっていくという実感がある。
ただし、この広がっていく輪が横方向、すなわち同年代ばかりで縦方向、異なる世代間に広がっていかないもどかしさがある。手前味噌ながらHHKのベーシスト鈴木啓治君と自分など20才以上も年齢差があるのである。仙台の音楽シーンが今後も健全に発展していくためには、こういう交流は絶対に必要だ。これはKeyUniにとって今後の大きな課題である。
課題ついでに言及すれば、必要経費の問題がある。現在のシステムでは出演してもらうだけでも最低限のチケット販売という負担が生じてしまう。チケットの売り上げだけで全てをまかなえるようなシステム作りが必要だ。Vol.4の会場には盛岡の北田了一さんが遊びに来てくれていて、打ち上げでもKeyUni@盛岡と言った、要は他都市のミュージシャンとの交流という話にもなったのだが、どんなに話が綺麗でもお金の話は付きまとう。お金の心配なんかいいから、ぷらっと出てみない?的に声をかけられるようなライヴにしたいのだ。とても難しいが、考える価値はある。
こんな風にまじめにイベント運営を考えるのもKeyUniが楽しいからに他ならない。色々書いたが力まずに長く続けていきたいと思っている。ご支援、ご声援をお願いしる。
ライヴ終了後日数を経ても、ご観覧いただいたお客様からお褒めの言葉や励ましの言葉をいただく。これはイベントの規模を考えても凄いことだと思う。つまりそれだけ訴求力があったということで、では一体何がその源なのかということを正しく把握しておくことは大切だと思う。
お客様の声の中にとても多いのは「あれだけキーボード奏者がいて、音楽性が全くかぶらないのが良かった」というもの。これは今まで開催した全てのライヴがそうであったと自負している。
Keyboardist Unionの出演者は恒常的に自作曲、あるいは自分の表現というものを追求し続けている面々であり、その意味では一国一城の主である。また出演依頼の条件として「自分の音楽を表現していること。表現に鍵盤楽器を使うこと」というのがあるわけで、同じ楽器を表現の道具としながらも多様性があるのは、だから当然と言えば当然なのである。そしてオーガナイザーとしてはそうなるように出演者を選定しているという内情もある。
この「表現者である=単なる演奏者ではない」というコンセプトは今後もとても重要である。
余談ではあるが、そういう人達が集まれば自然に「誰某には負けたくない!」とか「みんなの予想を裏切る演奏をしたい!」などと、良い意味でアグレッシヴなモチベーションが上がるものなのだ。ステージのクオリティが高いのにはそういう心情的理由もあるはずだ。
もうひとつの役割である「鍵盤奏者同士のネットワークを築く」という目的も充分に達成できた。それぞれは各方面で名前が売れていても、実際に会うことや一緒に音を出すのは初めてだったりするものだ。バンドにせいぜいひとりしかいない鍵盤奏者にとって「一度あなたと演奏してみたかった」という会話は、Keyboardist Union@仙台でなければできないと思う。
またそれぞれのバンドで一緒に演奏する鍵盤楽器以外のパートのミュージシャンズとの絆も嬉しい。Vol.4では「ミュージシャンの争奪戦になった(山本さとみ@Sonid Del Viento談)」という側面もあるにはあるが、その分楽屋タイムが楽しくてたまらない。そしてこれが縁でミュージシャンの輪が広がっていくという実感がある。
ただし、この広がっていく輪が横方向、すなわち同年代ばかりで縦方向、異なる世代間に広がっていかないもどかしさがある。手前味噌ながらHHKのベーシスト鈴木啓治君と自分など20才以上も年齢差があるのである。仙台の音楽シーンが今後も健全に発展していくためには、こういう交流は絶対に必要だ。これはKeyUniにとって今後の大きな課題である。
課題ついでに言及すれば、必要経費の問題がある。現在のシステムでは出演してもらうだけでも最低限のチケット販売という負担が生じてしまう。チケットの売り上げだけで全てをまかなえるようなシステム作りが必要だ。Vol.4の会場には盛岡の北田了一さんが遊びに来てくれていて、打ち上げでもKeyUni@盛岡と言った、要は他都市のミュージシャンとの交流という話にもなったのだが、どんなに話が綺麗でもお金の話は付きまとう。お金の心配なんかいいから、ぷらっと出てみない?的に声をかけられるようなライヴにしたいのだ。とても難しいが、考える価値はある。
こんな風にまじめにイベント運営を考えるのもKeyUniが楽しいからに他ならない。色々書いたが力まずに長く続けていきたいと思っている。ご支援、ご声援をお願いしる。
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| Keyboardist Union@仙台 | 22:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
もうお金のことは「心配ないさ~」のレベルに来ているような気がしますよ
気長に続けていってください。そのうち参戦できればと思います。
でも力まず長く続けることが一番かと思います
| richard | 2009/08/13 07:37 | URL |