2009.09.27 Sun
20年前から変わらんなぁ~君たちゃ!
服部の現在のシステムは、これらの音色を複数のシンセを使って実現している。
生ピアノ:ALESIS nanopiano
エレピアノ:ALESIS nanopiano(+YAMAHA TG55+Roland JV-880)
オルガン:E-mu Vintage Keys
クラビネット:ALESIS nanopiano+E-mu Vinatage Keys
ストリングス:ALESIS nanopiano+Roland JV-880
ブラス:Roland JV-880+YAMAHA TG55
などなど。他にもヴァリエーションはもちろんあるが、90年代のヴィンテージデジタル音源を複数レイヤーして出している音色をS90XSは1台で賄えてしまうのだからやんなってしまう。いや、複数音源をレイヤーする方法でなければ出せない効果というものは確かにある。しかしエレピなんてのは結局きちんと収録された良い波形を良いD/Aで出していれば、実はきちんとアンサンブルの中でヌケるものなのである。とにかく何がやんなっちまうかって、今の服部のシステムは6Uのラックとマスターキーボード、それにミキサーを毎回持ち込まなければならないということだ。ミキサーはともかく、6Uのラックとマスターキーボードは重い。弾く前に搬入で疲れてしまうのである。いやはや。
先日とある楽器屋でS90XSとRoland RD-700を弾き比べる機会があったのだが、ここでグッと迷ってしまった。RD-700、良いのである。かつてRolandはRhodesブランドを所有していたことがあり、噂ではきいていたが本当にRhodesのサンプルは気合いが入っている。生ピアノサウンドも楽器屋の劣悪な試聴環境で聴く限りではRhodesに引けを取っていない。
ただ、鍵盤のタッチがS90XSに比べて髪の毛数本分劣る。具体的には鍵盤の戻りが遅い。まぁRolandのピアノタッチ鍵盤は前からそういう傾向があり、随分改善されてはいるが。とは言え数分試奏しているうちに慣れてしまった。これはまぁ難癖の類いだろう。もうひとつの難点はモジュレーションコントロールである。こちらもRoland伝統のジョイスティック系レバーで、つまりモジュレーションはオン/オフのみであり、デプスはコントロールできず、またラッチもできない。オルガンのレズリーシミュレーションなんかどうするんだよ。どこかにセッティングする機能があるのだろうか。あるのだろう。そりゃ。
その後S90XSを弾いてみたが、RD-700に比べると鍵盤の沈み込みそのものが浅くカエリも早い。なので本来ピアニストではない自分には優しい気がする。音色もRolandに比べると中域がやや充実している印象で、単独で弾くならYAMAHA、アンサンブルでヌケるのはRolandと20年前からちっとも変わってないな~君たちは!と言う感じだ(笑)。
店頭価格ではS90XSの方が3万円くらい安かった。やはりS90XSかな~。こうやって迷っている時が一番楽しいよね。
| 機材 | 21:26 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑
うーん、RDの方がRhodes良くねぇ????
私も凄く悩んだけど…。
S90見送って、RD買った私の事なんすが…。
| SAKASHITA | 2009/09/27 22:56 | URL |