暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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OCTの劇伴002ーこんなんでえぇんか?(byダンディー坂野)

OCTの劇伴、もう1曲は演歌である。宴会のシーンでそのきっかけになる(はず)の曲。演出の裕人さんにイメージを確認したら「ちゃらら~ん」という、いわゆる居酒屋演歌(という言い方があるかどうかわからんですが)であるようだ。

しかし自分、演歌、わかりません。

一時期演歌を耳にする時はアレンジャー耳で聴いていたことがあって、その時になんとなくわかったのは鍵盤楽器によるハーモニーはあまり重要ではないこと。ハーモニーを担うのはストリングスやブラスのフレーズであること。などである。もちろん演歌と言えども幅は広いから、こんな分析はあまり意味が無い。

意味はないけどこういうものにすがらないと今のオレには演歌(のように聞こえる曲)なんざ作れないんだぁ!というひどく後ろ向きの拠り所にすがって作業開始。実は最後に作業するだけあって、詳細に頭の中で組み立てておいてあるのでもう流れ作業的に必要な音を打ち込むだけである。

まずドラム。XLN Audio AddictiveDrums。音色変化や「エモーショナルなフレーズ」の類は必要ないはず。むしろ演歌のドラムって意識して聴かないとほとんどいるのかいないのかわからない。なので打ち込み後スネアを大人しいサンプルに差し替え、ピッチも若干落とす。いつもの自分では考えられない(ほど控えめな)ヴェロシティ値(笑)。

とにかく全体を把握したいので、前言を翻すがEVP88でベタッとコード弾き(笑)。でもルートと3度とかルートと5度とか、なんとな~くハーモニーがわかる程度に…。

ベースは生。例によってBladeのジャズベース。さくっと。と言いつつ3テイクくらい録ってしまう。

ストリングス。EXS24でやったけど、とにかくこれは専用ソフト音源を買うしか無いってところまできている。ギャンッ!というアタックが欲しいのだがそういうサンプルは手持ちに無いねぇ~。とにかくしのぐ。次はブラス。これもEXS24。時間があれば管ごとにそれなりにサンプルを探して一本一本打ち込みたいのだが、今夜は最速で仕上げること優先なのでせめて金管とサックスセクションに分けて、こちらも三声にならないように気をつけつつ打ち込み。

そう言えばたいてい演歌の伴奏で聞こえるアコースティックギター。K-2000のスティール弦アコギのプログラムで。トラックにアサインしたのになぜか音が出ない!と思ったらバックアップバッテリーが減ってるとアラート表示。これ出るとユーザーメモリーが飛ぶんだよなぁ。またROMプログラムオンリーの状態に戻っちゃった。まぁリヴァーブをカットしたりアタックやリリースをいじったものしか残してないから特に打撃というわけではないのだが、よそにセーヴしてないとユーザーに厳しいシンセではあるなぁ。話は逸れたが打ち込んだのでオーディオデータ化=録音。MACKIE.24.8のEQを通してまろやかに。

満を持してエレキギター。演歌によくある「泣きのギター」(笑)。いきなりアンプに挿してアンプのゲインはほぼフルテン。ギュイ~ってやつ。これも3テイクくらいでOK。ディレイとリヴァーブでイキフンチリバツ。

最後に尺八。もちろん吹けません。サンプラーENSONIQ EPS16+で。と言っても尺八のサンプルじゃないぞ。高校の修学旅行の際に京都で買ってきたおもちゃの篠笛のサンプル。ブレスノイズが適当にのっていて、意外とイケルのだ(笑)。

できた。軽くミックスして裕人さんに送る。OKでありますように。
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