暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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AUX神話、早くも崩壊。か?

AUXトラックは万能ではない、という話。

先日アウトボードのリターンとしてLogicPro7のAUXトラックを活用すれば万事解決みたいなことを書いたが、そうは問屋が卸さなかった。

私が実現したいのはけっこうシンプルな話である。生楽器の音作りをする際、ダイレクト音とプロセスされた音を混ぜるというのはよくある手法だと思う。具体的に言えばドラムである。マルチトラックの各トラックを処理し終えて、各トラックをグループ(1ステレオフェーダー)に送る。このグループ信号全体にコンプレッサーをインサートして、かつグループに送る前の各トラック音とミックスする。別の言い方をすればダイレクト音のグループとコンプインサート済みのグループをミックスしたいわけだ。

これがin the BOXで、すなわちDAW内部でプラグインのみで処理するならそれほど苦労はしないのだが、そのインサートするコンプをアウトボードで処理する場合、どうしても超えられないハードルがある。

レイテンシーである

AUXトラックにコンプのアウトプットを戻すと、DAWの発音しているダイレクト音と時間差が生じるのである。実用に耐えるような発音トラック数、プラグイン数を実現するとなると、通常バッファサイズで512程度は見なくてはならない。こうなると恐らく10ms程度ずれているはずだ。試しにバッファサイズ最小でAddictive Drumsで前記のルーティングを試してみると、まともに発音すらできない。

リヴァーブやディレイであればそれほど気にならない誤差であるが、ダイナミクス系とEQ系は全滅ということになる。しかし私がどうしてもアウトボードで使いたいのはdbx162でありapsi 599なのである。なんとかして解決できるような気がする。引き続き調べなければ。
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