暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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忘れてた!DSP-Quattro3

Sparkをご存じだろうか。MacOS9.X時代に存在したマスタリング用アプリケーションソフトウェアである。動作は若干重めだが、如何にも欧州製品らしい(TCはデンマークの会社)かっちりした音だった。またGUIもメカメカしくて、機材萌えの自分にぴったり!なアプリケーションとして、OS9時代は筆者のマストアイテムだった(実は今でもその気になればG4を起ち上げれば使えるのだが)。

当時T.C.electronicからリリースされていたSparkはその後OS X対応版のSpark XLにヴァージョンアップしたものの、TCでの開発は終わってしまう。プラグインのフォーマットにvstを採用していた縁からか、一時期Cubaseに機能限定版がバンドルされていたが、筆者の環境では非常に不安定だった。

その後唐突にi3という会社からDSP-Quattroという、アプリケーションがリリースされた。なんとTCでSparkを開発していたチームが起ち上げた会社らしい。従ってDSP-QはSparkの実質的後継ソフトウェアということだ。筆者は早速購入し、Ver.2.1.3を波形編集ソフトとして愛好していた。本当はマスタリング用ソフトウェアなのだが、GUIのわかりやすさではApple Waveburnerの方が上である。ではあるがDAWやソフトウェアサンプラー用にサンプルファイルを整えたり、プリマスタリングするのに重宝していた。何よりも筆者の環境ではvstプラグインを使えるのがDSP-Qだけだという事情もある。

そのDSP-QがVer.3にヴァージョンアップした。プレヴューを見ると、唯一馴染めなかったマスタリング時のGUIが、直感的で好ましいものに劇的に変わっているではないか!こ、これは…。買い?ところが日本の輸入代理店が一向にver.3を扱わない。まぁDAWと違い無くても決定的な打撃があるわけでもないので、半年ほど傍観していた。

しかし、2009年末に歳末セール!とて(ドイツにどんなセールがあるのか(笑)?)50%オフのDMが届いた時に思わずポチッとやってしまったのだ。「Waveburnerも楽でいいんだけど、本当にシビアな数値設定を行いたい時にちょっと痒いところに手が届かない感じがするんだよね~」なんて嘆きともおさらばだ!とi3からのアクセスを待ち続けて幾星霜(って42日だけど)、昨日ふと「そういや金をちゃんと払ってるのにパッケージが送られてくるわけでもなく、パスワードが送られてくるわけでもなく、どうなってんじゃ!」と思い出し、i3のサイトに行ってみた。なななんと、Ver.3は登録ユーザーエリアにアクセスし、自らダウンロードするものなのだった。

具体的なインストールの手順は以下のとおり。筆者はVer.2.Xからのフルアップグレードで、仮に初めて購入する人でも、事前にユーザー登録されていることが大前提である。

1:Ver.3をダウンロード
2:インストールし、DSP-Quattro3を起動
3:初回起動時に表示されるアラート内のアクティヴェートコードをコピー
4:i3のウェブサイト内のライセンスコード取得ページに任意のユーザーネームとコードを入力
5:ライセンスコード(なんと.txtの添付書類)がメール(ユーザー登録したもの)で届く
6:3のアラート内で、ライセンスコードが記載された.txt書類を指定

無事に起動すると、さすがメジャーアップデートだけにGUIのOSXとの馴染み具合が格段に向上している。起動確認だけでまだマスタリング作業そのものは未体験だが、期待大。唯一の不満は日本語化されていないこと。代理店(カメオインタラクティヴ。現株式会社イーフロンティア)もすでにサポートを投げ出しているので、奇特などなたかに期待するしかない。
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