暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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マスタリングして、その後は?

あるレコーディングの現場を覗かせてもらう。「他人の機材には興味津々でしょ?お互いに」みたいな誘い文句(笑)。たしかに。

現在機材購入欲がほとんどと言っていいほど失せてしまっているので、平静な心で見学(笑)。ぱっと目を引くのはS社のミキサー。アナログ。そうだよなぁ。でも最終的なメディアはCD-Rらしく、クロックマスターやTC electronic Finalizerなんかが見える。ライターは特筆すべきものではなかった。あとはあまり見たことのない4chのマイクプリが2台。これがステージ袖ではなくコントロールルームにあることに注目。以前従事したクラシック音楽のレコーディングでは、師匠の命により1階のステージに置いてあるマイクプリのゲインを調整しに、地下のコントロールルームから全力で走ったもんだ(遠い目)。

モニタースピーカーも持ち込み。Mというブランドらしい。これが素晴らしいらしいのだが、音は出せない。見せてもらえたのはコントロールルームだけなので、マイク類は何を使っているのかわからなかった。

今回これらの機材を眺めて思ったのは、納品形態の過渡期だなぁということである。マスター音源のCD-Rによる納品はポピュラーだし間違いが少ないと思うが、音質変化についてはこれまで大勢の人がさんざん悩まされてきた問題であり、出口のないヴィンテージSCSI規格CDライターなどへの投資につき合う気は無い。かと言って主流になりつつあるDDPファイルによるデータ納品は、まずDDP書き出しが可能なアプリケーション自体が若干高価だし、服部レベルでプレスをお願いするようなプレス業者さんがDDPに対応していない可能性も否定できない。

自分の立場としては、DDP納品のノウハウを持ったマスタリングエンジニアに依頼するのが近道ということになる。結局。

しかもそうやってCDを作っても売れない時代なんだからなぁ。しかしiTunes LPなんてパッケージがあるくらいなのだから、流通するメディアはともかくアルバムというスタイルは、まだ数十年は生き延びると思われる。そして自分は、このアルバムというパッケージにすごく思い入れがある。今年こそは自分名義のアルバムを出したいなぁ。
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