暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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別に商業作家ではないので、滅多に締め切りを切られて曲を作るなんて事態にはならない。また曲調に関する指定、オーダーの類も同様である。曲を作る動機というのはもっぱら自らの内面の欲求にまかせるわけで、作らないと思えば今後一生作らなくても良いのであり、あるいは20歳になるかならないか、なんて頃には1週間で6曲作ったりもしていた。

日々楽器を触っていると、ふとフレーズが閃いてそこから芋づる式に曲全体が見える時があり、そういう時は本当に自分を超越した「何か」が世の中にはあるな、と思ったりもする。が、ほとんどの場合そうではない。人様はどうだかしらないが、あるフレーズやハーモニーに固執したり、リフレインだったり特定のアレンジからメロディを探していくこともある。前者は空中に浮かんでいたフレーズを捕まえるイメージ。後者は彫刻のように大きな塊からあるべき形に削り取っていくイメージ。

現在あるきっかけで掴んだあるフレーズを展開させられなくて困っている。ここ最近このブログのエントリーが途切れ途切れなのはそのためだ。リフレインのようなものが出来て、それは生まれた瞬間からわかっていたけどあまり出来の良いものではなく、それをいじくっているうちに納得できそうなBメロが生まれてしまった。しかし困ったことに対になるべき、あるいは戻るべきAメロが生まれない。もちろんCメロでも良いのだが、やはりしっかりBメロに受け渡すAメロが無いと、安心してその後の展開も考えられない。

操作や内容理解の修行も兼ねて、敢えてYAMAHA S90XSに向かっている。音色を切り替えたり人様の曲をつらつらと弾いてみて色々探っているのだが、どうにもこうにも…。

もしこの曲がきちんと完成したら、おそらくすぐにでも作業を始めたい自分のアルバムのキーとなる曲になるはずなのだ。あまり無いことだが、その曲はコンセプトもタイトルも決まっていて…。こういうプレッシャーがあるから余計にAメロに慎重なのだろう。

まあね。引き出しが少ないだけなんだけどね。わかってるんだけどね。でも自分が面白いと思えないフレーズは出せないしね。
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