2010.04.13 Tue
おしゃべりではない音楽
以前から自分のアレンジ力の問題として「重なる音域」がある。古くはカセットデッキでのピンポン録音~カセットMTR時代、限られたダビングの可能性を有効に使うために、随分アレンジを吟味したものだった。とは言え具体的にはアタマの中で繰り返しアレンジを練るしかなかったのだが、それでもこの曲にはこの演奏が必要なんだ!という決意を持ってトラック割り、演奏をしていたのは事実である。
それがMacとシーケンスソフトウェアを導入することにより、曖昧になってきた。ありとあらゆるアイデアや演奏がアンドゥできることは必ずしもモノを創ることにプラスというわけではない。
などと随分大げさな話をしているが、早い話がメロディと同じ音域でハーモニーを弾くのは慎重に、ということだ。また存在感のある音とフレーズであれば、あまり多弁にならなくても音楽は成立する。年齢を重ねたからなどとは言いたくないが、「おしゃべりではない音楽」が最近好きなようだ。
これを「音数の多い音楽についていけなくなった」と言ってはいけない(笑)。
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「おしゃべりではない音楽」
この表題
「おしゃべりではない音楽」
気に入りました。
オラもそう思います。
妻との初デートが
ハネケンの「おしゃべりオーケストラ」だったことが
少し引っかかりますが(笑)
| くろくろ | 2010/04/13 22:55 | URL |