2008.11.03 Mon
ここ無駄だよね!
最近服部のヘヴィーローテーションCDと言えば、Fourplayでもなくデオダートでもなく、ましてやビリー・プレストンでもない、ささきいさおのデビュー45周年記念アルバム「ささきいさおベスト -銀河航海誌- Debut 45th Anniversary」である。
息子を保育園に送る車中でも聴いていたら(仕事に行きたくない朝に「ゲッターロボ!」とか「立て! 闘将ダイモス」とか聴くとイキオイはつきます)、息子も少々気になったらしく数曲をリピートして聴かせろと言うようになった。何しろ今年6歳になったばかりの彼は聴いたことの無い曲ばかりだから、新曲を聴くのと等しい新鮮さを持てるのだろう。
その中の1曲「ミッドナイト デカレンジャー」は、ぎりぎり彼がリアルタイムで聴いたことのある曲で、戦隊ヒーローシリーズ最大のヒット作と言われる「特捜戦隊デカレンジャー」のエンディングテーマだった曲。ビッグバンドシャッフルスタイルというか、おそらくブライアン・セッツァー・オーケストラあたりを意識したアレンジの大げさな曲である。戦隊ヒーローシリーズというせいぜい小学生になるかならないか、という年齢層の男子を対象としている番組の音楽なのに、超ハイトーンのトランペットをフィーチュアしたブラスセクションがばりばり鳴っているかと思えば、Wikipediaによればドラムは村上秀一らしい。後半にはテナーサックスのいやらしいソロまで出てきて、子供向けというにはあまりにもちゃんと作り込んであって制作者のガッツが感じられる曲になっている。
先日も姉とふたり車中で大声で歌っていた息子が、そのテナーサックスソロのところで「ここ無駄だよね!」と言うではないか。おそらく彼はずぅっと曲にあわせて歌い続けたいのに、サックスソロで「お休み」しなければならずもどかしかったのだろう。それにしても「無駄」とは!こうまではっきり言い切られると制作に携わっている身としては反論の余地が無い。
これを子供の戯言と片付けるのは容易いが、6歳の男子が練りに練ったアレンジの感想としてぶつけてくる「ここ無駄だよね!」という言葉をきちんと打ち返すだけの理論や情熱を、どれほどの大人が持っているだろうか。少なくとも服部は「そっか~、無駄かぁ」とつぶやくことしかできませんでした。
息子を保育園に送る車中でも聴いていたら(仕事に行きたくない朝に「ゲッターロボ!」とか「立て! 闘将ダイモス」とか聴くとイキオイはつきます)、息子も少々気になったらしく数曲をリピートして聴かせろと言うようになった。何しろ今年6歳になったばかりの彼は聴いたことの無い曲ばかりだから、新曲を聴くのと等しい新鮮さを持てるのだろう。
その中の1曲「ミッドナイト デカレンジャー」は、ぎりぎり彼がリアルタイムで聴いたことのある曲で、戦隊ヒーローシリーズ最大のヒット作と言われる「特捜戦隊デカレンジャー」のエンディングテーマだった曲。ビッグバンドシャッフルスタイルというか、おそらくブライアン・セッツァー・オーケストラあたりを意識したアレンジの大げさな曲である。戦隊ヒーローシリーズというせいぜい小学生になるかならないか、という年齢層の男子を対象としている番組の音楽なのに、超ハイトーンのトランペットをフィーチュアしたブラスセクションがばりばり鳴っているかと思えば、Wikipediaによればドラムは村上秀一らしい。後半にはテナーサックスのいやらしいソロまで出てきて、子供向けというにはあまりにもちゃんと作り込んであって制作者のガッツが感じられる曲になっている。
先日も姉とふたり車中で大声で歌っていた息子が、そのテナーサックスソロのところで「ここ無駄だよね!」と言うではないか。おそらく彼はずぅっと曲にあわせて歌い続けたいのに、サックスソロで「お休み」しなければならずもどかしかったのだろう。それにしても「無駄」とは!こうまではっきり言い切られると制作に携わっている身としては反論の余地が無い。
これを子供の戯言と片付けるのは容易いが、6歳の男子が練りに練ったアレンジの感想としてぶつけてくる「ここ無駄だよね!」という言葉をきちんと打ち返すだけの理論や情熱を、どれほどの大人が持っているだろうか。少なくとも服部は「そっか~、無駄かぁ」とつぶやくことしかできませんでした。
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