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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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改めてENSONIQ消滅を惜しむ

毎晩鍵盤に向かってS90XSをつま弾いている。お稽古である。毎晩自分の弱点と向き合うのはツライものだが、それでも少しは前進している。さらに怪我の功名とでも言うか、S90XSの音色チェックをしているうちに、本体エディットのコツも解ってきた。なるほどね。操作のクセというか、設計者がこういう風に考えたんだなというのがわかってくると、スイッチひとつの配置にしても得心するものがある。

もうひとつの功名としては、普段音源としての利用ばかりだったJUNO-106などのハードウェアシンセに触る機会が増えるということである。twitterにつぶやいたが、先日Rolandに修理依頼したJP-8000はリボンコントローラーとヴォリュームポッド、エントリースライダーのいくつかの交換などで21,000円であったが、同時に修理を依頼したかったJUNO-106は交換用部品がディスコンということで修理を断られた。本当にもうご臨終なのか確かめてみようと弾いてみたら、以外ときちんと動く。どうやら動作が不安定なのはたくさん搭載されているエントリースライダーではなくバンクセレクトボタンらしい。音色呼び出しのためにボタンを押すと、思わぬエディットパラメーターが本来の数値ではない状態になってしまう。間違った音色が呼び出されるのではなく、また動作しないのでもなく、呼び出した直後にエディット状態になってしまうようだ。ナンバーボタンは正常らしく、意図せぬエディット状態(そもそも呼び出したつもりの音色の本来の状態ではない)に陥っても、ナンバーボタンを連打しても回復しないが、バンクセレクトボタンを押すと正しい状態になる。もしかしたら数日この動作をしていれば回復してしまうかもしれないので、昨夜からなるべく触るようにしている。小学校2年生の息子に触らせてみたら夢中で音色を次々と切り替えてバンバン鍵盤を叩いている。ナラシに丁度良い(笑)。

そしてふとラック内の音源類に目をやると、一時期鳴りを潜めていたENSONIQ SQ-R32vのバッテリー切れ警告メッセージが表示されているではないか!良い機会だから直付け電池の形状だの型番を確かめてみようと蓋を開いてみた。

SQ-R01.jpg

感心したのは、オーディオアウトや電源ケーブルのレセプタクルプラグをちゃんとネジ類で固定していたことだ。やはり現場に強い塩素(ENSONIQの愛称)、この辺業務用機材として抜かりが無い。しかしバラす場合手間が増えるが…。

SQ-R02.jpg

ということで電池は一般的なCR2032だった。あにまる君にお願いしてみよう。
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| 機材 | 22:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

金具類を上手く再生出来れば、元通り
出来なくても、機能回復する程度には簡単に直せるでしょう
電池ホルダが手に入れば、一番奇麗に仕上がるかな?交換可能にもなるし

| ハイパーあにまる | 2010/09/18 13:21 | URL | ≫ EDIT

電池ホルダ換装というプランがいいですね~。
ともあれ、近々ご連絡いれますゆえ、よしなに
お取り計らいください。

| はっとり | 2010/09/18 20:56 | URL |















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