暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ロックなミックスってどうやるの?

FourStepsのミックスやらなきゃ!

ということで今夜はある理由で6割で作業を止めていた雨降舞という曲を仕上げるぞ!と。

実は先日リーダー太郎君から電話があった。メンバーで先にとりあえずミックスを作った2曲について検討したという。大筋OKなのだが、基本もっとロックっぽく、かつベースはもっと低音効かせて、と来たもんだ。

服部のミックスの基本にあるのは「ある音は全部聴こえること」である。録音したからには意味がある音なのだという前提で、各楽器、各フレーズの居場所を作ってやるわけだ。こういう方針でミックスすると、未完成なアレンジはまずい部分があからさまになってしまうのだが、そんなのエンジニアとしちゃ知ったこっちゃねぇという。ある意味上から目線ミックスなのだ。すみません。

その服部に低音強調してロックっぽく??真逆だ。真逆じゃんかYO!実は服部、200Hzから下の調整が滅法ヘタクソなのである。告白。単にローがブリブリ言うとの迫力ある低音の効いた音ってのは違う。ましてやロックである。ロックの血なんて服部の体内には1mlも流れていないのである。FourStepsのみんな、ごめん。でもとにかくやってみるわ。

で、やってみた。ベースは同じファイルをトラック分けて生音を基本にコンプ、EQをインサートしたトラックとコンプ、ベースアンプシミュレーターをインサートしたトラックをミックスする。ちなみにベースアンプシミュレーターのプログラムはレゲエ(笑)。生音トラックでギョリンという弦をはじく帯域を強調し、低域をシミュレーターかませたトラックでまかなおうという戦法。

ところがこいつと共存するバスドラムの音作りで悪戦苦闘。本当はビシム!というビーターのヒット音を中心にベースと棲み分けを図りたいのだが、どうにもそういう音で録音されていない。幸いバスドラがリズムのキモという感じではないので(強引な解釈)、ベースと溶け込ませる方向にスイッチ。そっちはうまくいった。

キーボード。なんと録音ファイルにシンセのリヴァーブが含まれているという。要は内蔵イフェクトをカットし忘れているのだ。ひろみちゃ~ん!頼むよ!ともあれ嘆いていてもリヴァーブは消えないのでこれに邪魔されないようミックス全体で使用するリヴァーブは3種類使い分けることに決定。で、話は戻るがキーボード。ローヅのプラグラムなのだが、卓直なのでどうやって汚すかがキモである。とりあえずリヴァーブがあるから(しつこい)コンプはあまりかけられない。オーヴァードライヴをインサートしてみたがどうも物足りない。フワフワした曲調だから(強引なまとめ)フェイザーかけちゃえ!出よリチャード・T!・・・。う~ん。やっぱスモールストーンじゃなきゃ無理か?どうにも音がやせてしまう。インサートだからかなぁ、ということで荒技、キーボードもベース同様同一ファイルのトラック分けで対処。生音トラックの方にコーラス系のイフェクトをインサート。もうユワユワですよ。でもいい感じでステレオ感が出た。

なのでドラムのトップL/Rの距離はすこし縮めたい。こいつらはモノラルファイルで左右に分けてあるので単純にパンニングを狭めていっちょあがり。

決定的な、致命的な問題点。曲の最後、まだ楽器は音を出しているのにブツッと切れている。どうやらリージョン設定のミスではなく、録音時にそういうことをやってしまったらしい。ということでここはフェーダーでヴォリュームを書いてやらねばならぬ。あ~もったいない。

とりあえずバウンスしてクルマで聴いてみるか。
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