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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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サルのごとく

せっかく修理してオーバーホールまでしたRoland Jupiter…じゃないJP-8000。絶好調になったのは良いが音色データが全部飛んでいた。もちろんバックアップしてはいたのだが、Mac OS9上のOPCODE Galaxy。OS9マシンはちゃんとG4/500MHzがあるのだが、もはやリビングMacという地位を粛々と生きている。

まぁバックアップしないと死んじまうということでもないので、気合いを入れて音色を作ることにした。1台のシンセをいじり倒すというのも最近やってない。ソフトウェアシンセで同じ事やるとイライラして作業そのものがイヤになってしまう。先日Clavia NordLead2を店頭試奏でエディットしまっくたら久しぶりにツマミをいじる感触を思い出した。楽しいですよ(笑)。

シンセリードをふたつ。パッド系をふたつ。ベル系をひとつ作った。マニュアルで音色を作って行くとどうにもこうにも音量が小さい。実はJP-8000というシンセはトーンコントールと称してハイ・ローふたつのEQが付いているのだが、プリセットプログラムはほとんどがこのEQをフルブーストに近い状態でプログラムされているようで、それを下げて行くととたんに大人しい印象に変わる。こういうカラクリかよ。特にお腹いっぱいプリセットされているシンセベース系は軒並みそれだ。

EQをフラットにしたJP-8000はブリブリ系の音色で押すよりは、時間変化を伴う音色変化や空間をさりげなく埋めるようなパッド系の音色が適任なんじゃないか。それをテクノやハウスなんかを1台でまかなえるように見せかけたくてEQによる華燭を施していたんじゃなかろうか。まぁ確かにその方が立ち位置はわかりやすい。ルックスもそれっぽいし。でも何とか本当に向いている使い方をしてやろうと思う。
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