暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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旅プロ飲茶会

いよいよ旅プロのミーティングである。この日記に書けなかったが、課題も無事に終えた。今回はそれぞれが出したモティーフを、別の誰かが仕上げるというもの。すなわち高橋督のモティーフを服部が仕上げ、服部のは水沼慎一郎が、水沼のは高橋が仕上げるわけだ。そのモティーフは未ハーモナイズの単音旋律である。

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今夜顔を合わせて、三人とも異口同音に「今回はしんどかった~!」と(笑)。やってみるとわかるが、ハーモナイズしないで、しかもメロディとして魅力のあるフレーズを考えるのはとにかく難しい。しかもそのフレーズにハーモニーを付けて曲として完成させるのは自分じゃないのだ。魅力の無いフレーズは言語道断だが、やはり「う~ん、一筋縄ではできないぞ」と言われるものにしたい。

と三人とも思ったのだ(笑)。結局どのモティーフも「これを自分が受け取ったら相当苦労するだろう」というものばかり。でも水沼、高橋両氏のモティーフは流石であった。ハーモナイズされていない状態でもドラマを感じることができる。試聴はまず単音でテーマを弾いてみてから「ではこのフレーズがどうなったかというと…」てな感じで各自完成させてきたmp3なりwavファイルを聴くということを繰り返した。

服部のフレーズは長調も短調も無いような、しかも展開らしい展開もないのっぺりした機械的なフレーズだったのだが、水沼はそれを無伴奏ヴァイオリン独奏曲風に仕上げてきた。その名も「服部暁典主題によるヴァイオリンのためのパルティータ」である。もう脱帽脱シャツ脱ソックスである。一方水沼の一種哀愁を帯びたアイリッシュを想起させるフレーズを、宇宙戦艦ヤマトのサントラの宮川泰よろしくドラマティックに完成させた高橋も流石。静と動の対比がすばらしい。

高橋のフレーズを私が仕上げたわけだが、こちらもふたりから褒められてまずはほっとした。すごく面白かったのは、「結局誰一人として、作曲者の思考にシンクロしようとは思わず、如何に自分の色に染めるか、に腐心していたよね」ということ。作曲家とアレンジャーという関係ではなく、あくまで自分以外の人に発端を作ってもらい、それを自分の曲として完成させようとアプローチしていたのは旅プロの面目躍如というところだろう。

ところで高橋督のホスピタリティたるや凄まじいものがあった。名のある中華料理屋のジャスミンティーが出てきて、小豆系の和菓子、ミカン、かりんとうあたりまでなら「いやぁ気を使わせて悪いねぇ」レベルの話だが、な、なんと、揚げたてのカキフライが出てきたのには驚いた。お母様がわざわざ22時過ぎに揚げてくださったもの。しかも牡蠣自体がフレッシュでうまぁ~い!まいった。水沼とふたりでバクバク平らげたのは言うまでもない。

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次は忘年会。本当に刺激になる。水沼と高橋に乾杯!
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