2011.03.09 Wed
HAMMOND44+ME-70でゴキゲン
当然猛者は鍵盤ハーモニカを改造してピックアップを取り付ける。ライン出力を可能にするのだ。だがあの小さなボディの中に丁度良い位置にピックアップを取り付けて、かつハウリングを避けるためにある程度のアイソレーションも施すのは指南のわざらしい。かつて私も同じことを考えて改造記事をネットで探し、うまくいかない旨を読んだことがある。
で、ようやく楽器メーカーがピックアップ内蔵の鍵盤ハーモニカをリリースした。オルガンで有名なハモンドである。日本ではメロディオンで有名な鈴木楽器が扱う。HAMMOND 44。これがまたすごい。

ご覧のように鍵盤数が段違いに多い。右のHOHNER Melodica36は36鍵、左のHAMMOND44は44鍵である。まだ慣れないが、この下にも上にもちょっとずつ音域が広いのは、つまり、安心感につながる。確かに36鍵でもほぼ思った通りのフレーズは弾ける。アドリブ演奏にも必要充分である。だが演奏している最中もやはり頭のどこかで「この下は無い」とかその反対とか、常に離れない。44鍵なら上下に余裕がある。これは実は必要な鍵盤数だった、と言っても良いと思う。
一度だけある楽器屋で試奏した際は白鍵と黒鍵のストローク量の違いが気になった。どういうわけか黒鍵は白鍵ほど沈まない。が、今夜改めて弾いてみたらそれも気にならなかった。慣れで克服できるレベルだ。
ストラップ用のピンもついているが、よほど長めのストラップを使わないと私には鍵盤の位置が近すぎる。これはまた要研究と言ったところ。吹き口は3種。マウスピース型とフキシブル、さらにホースである。ホースは黒で中々良い。フレキシブルはストラップ長と関係しているはずで、こちらも私には短い。腰のあたりまで下げたいんだがなぁ。

さて鍵盤ハーモニカの音をラインで出せるならこいつも外せない。イフェクタである。ギター用のフットイフェクタをけっこう持っているのだが、ディレイやリヴァーブと言った空間系のコンパクトイフェクタは実は持っていないのである。ラックタイプのものを複数持っているので必要なかったのだ。だが鍵盤ハーモニカをライヴで演奏するなら、それら空間系こそ必要なイフェクトである。また小さいフットイフェクタを持ち歩くのも電源アダプタや電池のことを心配するのも面倒である。

ということでこちらも合わせてお買い上げ。BOSSのギター用マルチイフェクタME-70。プリアンプ、コンプ/ワウ系、歪み、モジュレーション系、ディレイ/ハーモナイズ、リヴァーブがワンボードになっている。上級機種GT-10も考えたのだが(外部イフェクトループ端子がそっちにはあるのだ)、鍵盤ハーモニカにしか使わないじゃん、と現実を直視してみた。

とりあえずつないでヘッドフォンでチェックしてみた感想。HAMMOND44のピックアップ出力ってけっこう小さいのだな、と。ギター比。あとヘッドフォンでチェックしてもハーモニカの生音ががっちり聴こえるのでラインの音を確認できない。一度録音してみよう。でも今夜は寝る。
| 機材 | 00:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
この間のランドゥーガで
この間のランドゥーガで見かけたのは、ボディが銀色パンチングメタル製の、HAMMONDロゴが入った鍵盤ハーモニカ
ヴォイスパフォーマーが持ち込んだアンプに繋いで遊んでたようだったから、あれもピックアップ付きだと思うけど、この44とは見た目が全然違うなぁ
CAOLさん(見てるよね?(笑))、彼女のあれは、品番はなんだったでしょう?
| ハイパーあにまる | 2011/03/09 01:10 | URL | ≫ EDIT