暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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ゆらぎがほしい

結局欲しいのは「ゆらぎ」なのかもしれない。

現在作業している自作曲、色々考えた末にドラムとベースのリズムセクションは敢えて打ち込みテイストで作っている。硬質なバックトラックとエモーショナルなメロディ楽器という対比は、ベタだけどやっぱりやめられない。機械チックなバックトラックに人間くさいメロディ楽器が乗ったらどうなるか、ギターを弾いて確認してみた。

ま、ギターが下手なのは仕方ないが、思ったほどくっきりとコントラストが付かないように思えてしまう。ということで、ベースも竿ベースを弾いてみた。スラップで。

これがものの見事にヤバイことになってしまい現在途方に暮れている。ギターは下手だがベースはウマイというならまだしも、残念ながら決してそうではない(笑)。せっかく打ち込みテイストでタイトに締めたリズムセクションが、ベースの手弾きでグダグダに!「だめだな~」と思いつつプレイバックをチェックしていると、それでもランダムに繰り出されるビッという「返し」や、ちょっとしたフェイクが良い味出しているのも事実。

今夜はさらにブラスパッド的な音色に一工夫。プラグインシンセをちょこっとエディットして鳴らしていたのだが、少々正直過ぎるように思える。頼まれたミックスダウンなら新規トラックを作って同一ファイルをアサインし、例えばアンプシミュレータなどをインサートして疑似的にでも空気感を演出するが、自作曲だしちょっと贅沢にやってみるかと思い立つ。プラグインシンセで鳴らしている音と正反対に、HPFをかけたRoland JV-8000のパッドをレイヤーすることにしてみた。音の立ち上がりやディケイタイムがそれぞれ違うので、結果的に良い意味で音像が滲む。

こういう人間的だったり機材的な「ゆらぎ」が音楽に与える興奮が、少なくとも自分の音楽には有効だということを再確認。あと単純にシンセでもなんでも、アナログ回路を通して録音した音はプラグインまみれのトラックの中では新鮮味があることも再確認。
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