FC2ブログ

暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ようやくミックス

今回作業している新曲の裏テーマはいくつかあるが、そのひとつは「音数を少なくする」。普段シンセやサンプラーなんて標本音源漬けの制作環境だとなんだかんだとたくさんの音を重ねてしまうものだ。だって音が細いんだもの。しかしそれでは常に息苦しいアンサンブルになってしまう。ここ最近如何にしてアンサンブルの風通しを良くするか、ということを考えてきたが、今回の曲は生楽器中心のアンサンブルだし、単純にダビング前の音を聴いても空間が適度に埋まっている感触があったのだ。ここはひとつ、必要最小限の音で!

んがしかし、オーバーダブ6割方、という段階の仮ミックスを移動の車中で何度も聴いていると、やはり「あ、ここにはああいう音色でああいうフレーズが欲しいな」とか、「ここには一瞬気をそらすための何かが必要だ」などと色々思いついてしまう。思いついたものを全部ダビングし、実音として耳で聴いてしまうとどうしたってそれは必要な音に「思えてきてしまう」のが危険なところだ。しかし頭で整理して(したつもりになって)ダビングしなかったらしなかったで3年後にこの作品を聴いた時にも、ダビングしなかった、この世に存在できなかった幻の音色やフレーズが頭の中で鳴り続け、「あぁ、やっぱり録っておけば良かったなぁ」などと思うものなのだ。きっと。

そういう理由をはっきり認識しながら作業したわけではないが、結局全部のアイデアの1~2割カットくらいの感じでダビングを終えた。カットと言っても実際に演奏はしてみて「やっぱりいらん」となったわけで、検証そのものはやっているのだ。

ダビングが終わったのでミックスダウンである。

20060716-060715mix.jpg

素材を順番にMackie.24・8に並べていったらあっという間にチャンネルが埋まってしまい、はみ出してしまった。さすが生ドラム有りのセッション。こういうのも久しぶりであることだなぁ。

とりあえず回避策なんていくらでもあるので、なんとか24chでトラック割りをまとめる。で、ミックスしてみたものの、難しいね~。仮ミックスのつもりでテイク1を上梓。今夜はここまでにして明日いろんな環境で聴いてチェックしてみよう
スポンサーサイト



| レコーディング | 00:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://acatsukistudio.blog60.fc2.com/tb.php/636-f16016b6

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT