暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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マスタリング第三夜

風邪でぼ~っとしているのを良いことに普段ならあり得ないマスタリングを施してみたものの、やはりそれはあり得ない結果だった…(笑)。

今回私が求めているのはダイナミクスは感じられるが全体のレベルは結構パンパンに詰まっている感じである。が、17日の日記に書いたように、結局そういう結果を求めるならマスタリングという作業であれこれやるよりも、各曲のミックスダウンの段階でもっと様々な帯域や楽器毎のバランスを追い込んだ方が近道なのだ。

アタマで解っていてもやはりこういうことは経験を積まないと実感しづらいですなぁ。おまけに今回マスタリングする素材というのが1998~1999年に録音したものから2006年の今月に録音したものまでという、足かけ7~8年もの時間差があるものなのだ。特に2001年頃の曲(はっきり曲名を書くのはデータ発表の前なので控える。それに曲がかわいそうだし…)はバランスも音質も追い込めていない状態をむりやりコンプでツブして音量感を稼ぐという、今なら門前払いを喰らわすようなもので、正直この曲の処理で手こずった。「素材の段階でコンプ処理をキツくかけられてしまうと、マスタリングでは手の施しようが無い」というコメントを最近のS&R誌で読んだが、まさにその状況に自分が置かれるとは!しかも素材を作ったのは自分だし!

結局今夜でヴァージョンも3になってしまった。今CD-Rに焼いたものを聴きながらこれを打っているのだが、こうやって聴いてみると、このCDプレイヤーも音が良くないね…。ともあれ、音量、音質にバラつきが無いことを目標に仕上げてみた。その点はクリアできているような気がする。もう少しリスニングを重ねないと結論を出せない。自分の耳の悪い証拠。

うん、機材じゃないんだ。自分の耳なんだ。
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