2011.11.27 Sun
Foursteps、CD発売記念ライヴはメルティングポットだった!
Fourstepsのライヴに行ってきた。アルバム発売記念ライヴである。そのアルバム、このブログで書いていたとおり、3曲ほど服部がミックスしており、その後も色々あって(笑)このほどようやく発売されたのだ。おめでたい。
いざ会場に赴いてみれば知りあいだらけで、到着と同時にベーシスト佐藤弘基氏、パーカッショニスト斎藤寛氏とダラダラとトークを繰り広げてしまい、いざ会場に入ってみればなんと立ち見に!しかも、だ。オープニングアクトは”Sonido del viento”(こちらもファーストアルバムは服部が録音させていただいた)、”ことり命”(菅田かおりVo.、江波純子Pf。その上佐藤弘基Bs)という、仙台(以外の人もいるが)の重要なミュージシャンが次々と!的な。
いざ客席に辿り着いてみればこちらもミュージシャン含有率極大!聞けば前日のJazz inn RELAXIN'(お世話になっております)での演奏も超満員でSが付く有名ピアニストなど「ほとんど嫌がらせ(リーダー秋保太郎談)」と言えるほどミュージシャンがかけつけたらしい。
Sonido del viento
サポートパーカッショニストとしてミュージ君を迎えたトリオ編成。はっきり言おう。服部が録音に携わったファーストアルバムの頃とはもはや別のグループと言えるほど熟成・成長した。取り分けMarineさん(ケーナ、Vo.他)の表現力は別人28号と言える進化である。今後も演奏スケジュールがいっぱいのようだ。さもありなん。
ことり命
プロフェッショナルとはこういうこと、という演奏である。菅田かおりさんの歌は一時期ググッと変わり、まるで古酒のような奥深い味わいを醸している。そのバックを担う江浪さんのピアノがまた素晴しい。以前Fourstepsの太田ひろみさんのピアノスタイルを評して「弾きすぎない」「過不足無し」という境地が如何に素晴しいか、そこに達するのが如何に難しいかということを書いた記憶があるが、江浪さんのピアノにも同様の印象を持った。隙間とそれを埋めるタイミングの妙。その妙技も佐藤弘基さんのドライヴしまくってるベースと相まってさらに凄いことになっていた。
Foursteps
ライヴ会場に入って例えば楽屋や受付などにいるとサウンドチェックの音が漏れてくるものだ。Fourstepsのサウンドチェックを聞いてCDをかけているのかと思った、と言う話を複数のミュージシャンの口から聞いた。それほど彼らの演奏は練られた上にタイトに構築されているという証左である。実際のところ仙台のインストゥルメンタルミュージックを演奏するグループで、ここまで高度なアンサンブルに達しているグループは無い。緻密なリハーサルを繰り返すことで失うものは(人それぞれの考え方があろうが)新鮮味などという曖昧な定義で、それを失ってなお「新鮮味」以上の演奏する喜びが得られるのではないか、と今回のライヴを聴いて思った。秋保太郎というドラマーはやはり一筋縄ではいかない男である。太田ひろみさん(Key)が東京に居を移し活動が危ぶまれたが、今後も地道に活動を続けるという。一安心である。

菅田かおりさんと斎藤寛君も加わって今夜限りのスペシャルな1曲。至福。
これだけの豪華な演奏者の音を聴く客席側の人間にも、また素晴しいミュージシャンたちが集まっていた。ミュージシャンズミュージシャンという言い方はあまりに月並みだが、純粋にリスナーという立場の人と、表現者としてのミュージシャンという立場の人、これらから同様の尊敬と愛情を得ているバンドは仙台では稀である。ライヴを聴きながらメルティングポットという言葉を思い出した。私にはステージと客席という区別・垣根は感じられなかった。お疲れさまでした。

ありとあらゆる楽器を演奏するミュージシャンが客席にいたが、鍵盤奏者もたくさんいた。
L>Rで菅原琢さん、服部、工藤孝信さん、当夜の主役太田ひろみさんとソニドの山本聡美さん
いざ会場に赴いてみれば知りあいだらけで、到着と同時にベーシスト佐藤弘基氏、パーカッショニスト斎藤寛氏とダラダラとトークを繰り広げてしまい、いざ会場に入ってみればなんと立ち見に!しかも、だ。オープニングアクトは”Sonido del viento”(こちらもファーストアルバムは服部が録音させていただいた)、”ことり命”(菅田かおりVo.、江波純子Pf。その上佐藤弘基Bs)という、仙台(以外の人もいるが)の重要なミュージシャンが次々と!的な。
いざ客席に辿り着いてみればこちらもミュージシャン含有率極大!聞けば前日のJazz inn RELAXIN'(お世話になっております)での演奏も超満員でSが付く有名ピアニストなど「ほとんど嫌がらせ(リーダー秋保太郎談)」と言えるほどミュージシャンがかけつけたらしい。
Sonido del viento
サポートパーカッショニストとしてミュージ君を迎えたトリオ編成。はっきり言おう。服部が録音に携わったファーストアルバムの頃とはもはや別のグループと言えるほど熟成・成長した。取り分けMarineさん(ケーナ、Vo.他)の表現力は別人28号と言える進化である。今後も演奏スケジュールがいっぱいのようだ。さもありなん。
ことり命
プロフェッショナルとはこういうこと、という演奏である。菅田かおりさんの歌は一時期ググッと変わり、まるで古酒のような奥深い味わいを醸している。そのバックを担う江浪さんのピアノがまた素晴しい。以前Fourstepsの太田ひろみさんのピアノスタイルを評して「弾きすぎない」「過不足無し」という境地が如何に素晴しいか、そこに達するのが如何に難しいかということを書いた記憶があるが、江浪さんのピアノにも同様の印象を持った。隙間とそれを埋めるタイミングの妙。その妙技も佐藤弘基さんのドライヴしまくってるベースと相まってさらに凄いことになっていた。
Foursteps
ライヴ会場に入って例えば楽屋や受付などにいるとサウンドチェックの音が漏れてくるものだ。Fourstepsのサウンドチェックを聞いてCDをかけているのかと思った、と言う話を複数のミュージシャンの口から聞いた。それほど彼らの演奏は練られた上にタイトに構築されているという証左である。実際のところ仙台のインストゥルメンタルミュージックを演奏するグループで、ここまで高度なアンサンブルに達しているグループは無い。緻密なリハーサルを繰り返すことで失うものは(人それぞれの考え方があろうが)新鮮味などという曖昧な定義で、それを失ってなお「新鮮味」以上の演奏する喜びが得られるのではないか、と今回のライヴを聴いて思った。秋保太郎というドラマーはやはり一筋縄ではいかない男である。太田ひろみさん(Key)が東京に居を移し活動が危ぶまれたが、今後も地道に活動を続けるという。一安心である。

菅田かおりさんと斎藤寛君も加わって今夜限りのスペシャルな1曲。至福。
これだけの豪華な演奏者の音を聴く客席側の人間にも、また素晴しいミュージシャンたちが集まっていた。ミュージシャンズミュージシャンという言い方はあまりに月並みだが、純粋にリスナーという立場の人と、表現者としてのミュージシャンという立場の人、これらから同様の尊敬と愛情を得ているバンドは仙台では稀である。ライヴを聴きながらメルティングポットという言葉を思い出した。私にはステージと客席という区別・垣根は感じられなかった。お疲れさまでした。

ありとあらゆる楽器を演奏するミュージシャンが客席にいたが、鍵盤奏者もたくさんいた。
L>Rで菅原琢さん、服部、工藤孝信さん、当夜の主役太田ひろみさんとソニドの山本聡美さん
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| 音楽雑感 | 21:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
う~ん、行きたかった…
| りちあど | 2011/11/27 22:51 | URL |