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暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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実録!2882は動くのか?

主に接続方法の選択肢の少なさと、どうしても解決できない録り音とDAW再生音とのレイテンシーというふたつの問題から、現在使っているオーディオインターフェイスMOTU 2408MK3との決別を決意したのが数年前(笑)。コンシュマーレンジの最上段あたりにいる2408MK3よりもステップアップし、しかも完全プロレベルの寸止めくらいとなると意外と選択肢は少ないのだ。

そんな折にS師匠が使っていたMetric Halo2882と出会った。師匠の現場で初めてその音を聴いた時はあまりの高音質(2408MK3比)に目をむいた。その後暁スタジオで試聴会も開かせてもらった。いつもの環境で聞き比べたいんスよ!とか言って。電源ケーブルまで吟味した状態で暁スタジオで鳴らした2882は、「ここがスタート地点です」と言わんばかりのナチュラルフラットな音で、とにかく2408MK3と比べると音の解像度が段違いに良かった。買うしか無い!と盛り上がったのだが、いかんせん高価であって「じゃ、これひとつちょーだい」みたいに買える代物じゃなかった。結局モタモタしているうちに師匠の2882は私の良く知る人に買われてしまったのだが、この夏に聞いてみたら「最近は使ってないんだよね~」と言う。決めた。どうにでも金策してこいつを買おう。

ところがこの2882、使われなかったのは問題があったから。認識せず。これは致命的だ。聞くとファームウェアのアップデート時にトラブルがあったらしい。ともあれ治れば買う!と約束してその良く知る人から預かってみたものの、やはりどうしてもファームウェア更新ができず認識できない。

ここまでお読みいただいたみなさんは「おいおい、さっさと国内代理店に電話しろよ」と思うだろう。私もそう思う。しかしこの2882、とある事情により代理店から「サポート不可」というお墨付きをいただいた固体。もちろん正規品である。でもダメなのだ。理由はご想像いただきたい。

ということで暗礁に乗り上げていた2882問題が一気に動き出した。現オーナーたる良く知る人がInterBEE会場の代理店ブースにまで赴き、直接交渉してくれたのだ!!素晴らしい。本日レガシィファームウェアに遡ってまで再度インストールを試みたが全滅だった…。こうなればメディアインテグレーションに直送するしかない!のか??
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