暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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旅団の演奏曲目を解説する

ようやくバンド名も決まったことだし、我々のバンド「旅団」のレパートリーについて、去る1月21日の演奏曲目解説などしてみようと思う。旅団で演奏しているのはほぼ全曲高橋督と服部のオリジナル曲なので(1曲だけ水沼慎一郎の曲もある)、服部以外の曲については「服部はこう考えている」という程度に読んでいただきたい。

「旅団」
及川文和(Dr)
森木啓太(Bs)
斎藤寛(Per)
佐久間康丞(Gt)
高橋督(Key)
服部暁典(Harm)

1.片思ヒノ行方(高橋)
バラッド。コンテンポラリーミュージックバラッドの王道を行くようなメロディとハーモニー。督の曲は同じモティーフの後ろでハーモニーが少しずつ展開するケースがあるが、これはその典型。これは服部としては見習うべきところである。ひょんな思い付きからAメロの最初の8小節は森木(ベース)が演奏するパターンが定着しつつある。譜面を見るとちゃんとイントロがあるのだが、森木の緊張を高めるためか(笑)とうとうイントロは演奏されなくなってしまった。この曲のコード進行はすごく素直で美しい。テーマだけでなくアドリブも弾き甲斐がある。

2.Tight Rope(服部)
2007年くらいの曲で、鍵盤ハーモニカで演奏することを前提に作曲した。半音下降やキメのフレーズなどクリシェを多用しているが、パズルのピースがきちっとはまるとむしろそれも味になる。と思っている(笑)。テーマとアドリブのパートの行き来がちょっとだけひねってあり(フュージョンではよくあるアレなのだが)、旅団のメンバーがグッと消化してくれたのはこの21日のライヴが初めてだろう。キメが多くメンバーは盛り上がる。

3.Fall,Rain Fall(服部)
オリジナルはちょっとルーズなボサノバというムードだったのだが、佐久間(ギター)がもう少しボサノバ寄りに引っ張った。21日はさらに想定よりも遅いテンポで演奏が始まったのだが、むしろこれも良かった。この曲はもう少しダイナミクスを極端に演奏しても良いかもしれない。次回以降の課題。ちなみにAメロとBメロの転調がギクシャクしているのは敢・え・て。

4.やさしい風(服部)
あるライヴのための新曲を作るという枷を自分にはめて作ったもの。かなり苦し紛れ、時間切れで当日を迎えたような気がするのだが、お客様からの評判が良く…。まぁ人生得てしてそんなものである。時間が経ってから聞きなおしてみれば、ある意味キャッチーと言えなくもない。旅団のようにお互いの手札を徐々に切っていくような熟成法を採るバンドではこれくらいシンプルな曲が重宝するという側面もある。もちろんメンバー各位、馴染んでしまえば色々なアイデアを曲に注入してくれる。斎藤(パーカッション)が加入して以来、こういうラテンムードの曲が楽しくてたまらない。

5.Brand-New Breeze(高橋)
督の人柄がまんま反映されたような爽やかなアップテンポの曲。同じジャンルの音楽を作る者としては、テーマ冒頭のフレーズを思いついた時の「ニンマリ」具合が想像できる。それくらいキャッチーで良いメロディだ。この曲を始めてバンドで演奏してみた時、正直「もうCASIOPEAはこのまま休んでいてもらっていいな」とすら思った。もうその穴は高橋督が埋めるからお疲れ様でした、という感じだ。ただし実はこの曲、アドリブを取るのは少々難儀な曲。

6.でんでん64号(高橋)
2コードでテーマとアドリブ。本来はシンプルな曲なのだ。しかし童謡「かたつむり」を煉りこんだブリッジにはギミックが満載で、演奏側の緊張感は計り知れない(笑)。その上鍵盤ハーモニカ奏者としてはこの曲のテーマそのものがイヤガラセに近いものがあって、正直何度も演奏してきた今でも正しいブレスの位置が見つけられない。リハーサルではなんとかうまく行くのだが、やはりステージでは集中しすぎてうまくいかないこともある。要は息を吸い込みすぎてしまうのだが…。言うまい!泣き言は言うまい!精進あるのみ。第一盛り上がる曲なのでセットリストから外すわけにもいかないのが忌々しいではないか。

7.ひらり(水沼慎一郎)
静謐なバラッド。元はピアノソロで十分音楽になるように作られているので、バンドで演奏するには他の曲とはアプローチを変えなければならない。他の曲のように賑やかに、あるいは音を厚くするアプローチでこの曲を演奏しようと思うと迷宮に入り込んでしまう。「弾かない演奏」が求められる曲。当然難しい。しかしそれでも演奏したくなるほど、この曲の世界は魅力的だ。

8.雲平線(高橋)
旅行好きな督が、飛行機の客席から見た一面の雲の海を描写した曲。督が指定した「Swing House」なるスタイルにいつも及川(ドラム)が「それってどういうこと?」みたいな質問をするのがリハーサル時の定番になってしまった(笑)。このメロディがのびのび歌うテンポを見つけるのがなかなかに難しい。21日の演奏は良かったんじゃないだろうか。メロディを担当する者としては、ほとんど同じモティーフなのに細かいところがちょっとだけ違う、というこの曲がおそらくもっとも難物である。いや、譜面を見ながら演奏すればいいじゃんって話かもしれないのだが…。それはさておいて、スペイシーなムードの良い曲だ。

9.Burning Red(服部)
ラテンのハードな曲を作ろうと思い立ち昨年できた、レコーディングでも及川・斎藤が大活躍してくれた曲。テーマをそれぞれAが佐久間、Bが督、CとDが服部と言う風に分担しているのもトピックと言えばトピックだ。わぁ!バンドっぽい!斎藤のパーカッションソロもアレンジの一部に組み込まれていたり、要所要所にキメがあるなど演奏し応え十分。こういう曲をこなしていると、バンドアンサンブルが固まるのも早まるので一石二鳥だ。

10.Funny Gus(服部)
打ち込みリズムのファンキーな曲を作る、と自分に課して作った曲。ただし音楽としてはひたすらにシンプルである。ソロ回しのための曲なので盛り上がることは盛り上がるのだが、いい加減毎回アンコールがこれではお客様に飽きられるので、早急にレパートリーの拡充を図る必要がある。

ま、そんなこんなでこの週末はLivehouse enn 2nd.に集合!


2012年1月28日(土)
【ぼくらのヒットチャンネル】
開場18:30 開演19:00
\1500/\2000(D別)

19:00 芹沢秀樹
19:45 旅団
20:30 SP
21:15 鴉組
22:00 AMD☆アソシエーション

問:仙台ヒットチャンネル実行季員会
TEL 090-8253-7844(星)
sendaihitchannel@gmail.com

Livehouse enn2nd
仙台市青葉区中央二丁目7-11
仙台ストックマンビルB1F
TEL/FAX : 022-212-2678

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