2012.02.01 Wed
暁スタジオレコーディング用Macの最適解を考える

改めて書くがG5に見切りをつける理由は「ファンの動作音がうるさい!」「システムのヴァージョンアップができず、動作アプリケーションも制限が多くなってきた」のふたつである。なにしろメインで使っているDAW、Logicをアップデートすることもできないのだから…。とにかくこれから書くどのプランであれ、置き換えれば後者のストレスはほぼ無くなる(LIONで動作するか、という個々のアプリケーションに対する注意は必要だが)。つまりこの置き換え作戦は、如何に静寂なレコーディング環境を安価に構築できるかという試みなのである。
では個々の置き換えプランについて考えてみる。MBPをCPUに据えた場合、真っ先に思い浮かぶメリットが真の意味でモバイルレコーディング環境が整うことである。出先でのディスプレイ環境だけは少々不便だが、このことは非常に魅力的である。反面現状の21.5インチ+17インチというツインディスプレイ環境からは退歩することになる。17インチが13インチにサイズダウンするわけだから。とは言え先のエントリーにみいさんがコメントで寄せてくださったとおり、MBPをレコーディングCPUにするのであれば本体のディスプレイも活用する方が良いと私も思う。何よりこのプランはもっとも安価なのである。
Mac miniをCPUに据えた場合、比較的安価に今のマシンパワー関係をグレードアップすることはできる。ただモバイルレコーディングはちょっと難しくなる。またゲストを迎えて作業する場合、たいていの場合半日くらいフル稼働することになる。放熱処理がそこまでのヘビーな使用に耐えられるか不安はある。しかしファンレスというのは魅力的。ドラムのレコーディングならまだしも、鍵盤ハーモニカや管楽器、ヴォーカルなど、小さな音を録る場合のストレスは激減するだろう。これこそ大きな動機でもある。
iMacをCPUに据えた場合、モバイル環境をあきらめたり導入費用が少し高価になるが、27インチ+21.5インチのツインディスプレイ環境はとても魅力的だ。Mac miniに比べてCPU能力も高い。G5からのリプレイスという意味ではもっとも費用対効果が高いと思う。
私の場合、「あぁ、コンパクトなモバイルレコーディング環境を真剣に考えておくんだったなぁ」と思うことが年に1~2回ある。自作にゲストをお招きする場合、現状ではどうしても暁スタジオにお越しいただくことになる。さもなければ台車にG5やらなにやら山積みにして外部スタジオに出かけていくか。外に出かけていって機材を元に戻すのも面倒くさい作業である。録ってきた音をチェックするのがヘタをすると翌日になってしまうくらいだ。
モバイルレコーディングについては尺度がいろいろあるので簡単には書けない。またMBPに置き換える案はあくまでも「安くすむから」という理由でしかない。また27+21.5というツインディスプレイもモニタースピーカーとの位置関係を考えると必ずしもベストとは言えないかもしれない。となるとMac miniのCPUとストレージをフルブーストするというプランが丁度良い落としどころなのか。
| 機材 | 23:17 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
う~ん確かに悩みどころですね…。
この間細かい事も言ってしまったの手前気になってました汗。
知人から去年のモデルでsmcの不具合でファンが暴走する事があったのを聞いていたのでもちろん使用環境やソフトやメモリの依存度にもよるんですけど。
ただ、ソフトシンセの依存度は高くないのであれば大丈夫だと思うのですが、そこら変の情報は欲しい所ですね…汗
インテルCPUになってからスペック比較がいまいちわかり難いのもありますね。
| うっち~ | 2012/02/01 23:33 | URL |