暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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旧暦新年会にて

この年末年始からこっち、ミュージシャン仲間との呑み会が多い。酒が呑めないこともあって、実は私はライヴ後の打ち上げ以外でこういった集まりに顔を出すことはあまりなかった(単に誘われないという話もあるが)。まぁこういうのは集まりが集まりを呼ぶという側面もある。ある呑み会に参加してみたら、そこで一緒になった方から別の呑み会に誘われるというような…。

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世の中には色々な酒席があるが、気兼ねの無い尊敬するミュージシャンたちとテーブルを囲む以上に楽しい酒席があるだろうか。「打ち上げの席で音楽の話なんかしたくねぇよ」とは私の知り合いのミュージシャンの名言だが、まぁほとんど音楽の話はしていない。大抵は実体験系の武勇伝である。乾杯してから30分もしないうちに自身の音楽観などまじめな顔で語ろうものなら、それこそ武勇伝としてどこかの呑み会のつまみにされる感がある。ミュージシャンの酒席で音楽の話に至るのは、宴の相当後半になって皆オーバーブロウしたあたりからである。

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彼らの馬鹿話も大好きなのだが、私はこの宴後半の音楽に関する本音を聞くのもすごく好きだ。普段のリハーサルやステージでの演奏からだけではわからないその人なりのバックボーンがよくわかる。正直な話、私のような者には彼らのような素晴らしいミュージシャンといっしょに音を出す機会があること自体が人生のご馳走であり、そんな彼らと音楽の話ができること自体が幸せな話なのである。

こういう時、自分の周囲にいる楽しく優れたミュージシャン諸氏に私は生かされているのだなぁとしみじみ実感する。「音楽は演奏者の人生そのものであり、また人生は旅である。旅の道を同じくするものの集まり」としてバンド名を「旅団」と決めたばかりだが、旅の最後まで彼らと音を出していたいと思う。つまり生涯現役というヤツだ。現役と言っても色々あるが、DAWを立ち上げたMacの前で事切れていたなんてあまりカッコよくない。ライヴステージ上で突然ギャバーンと異音がしたと思ったら、鍵盤につっぷして死んでいたみたいな死に方がいいなぁと。

でもそんな死に方、お客様にもメンバーにもスタッフにも迷惑だから止めておく。
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