暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

Keyboardist Union@仙台 Live Vol.9終了!

Keyboardist Union@仙台 Live Vol.9が無事終了した。端的に感想を言うなら「KeyUniに出演する女性鍵盤奏者は皆美人だよね」。以上(笑)。

仙台からの出場者のひとり田中緑さんは以前から顔見知りだったのに、なぜかあまりご一緒する機会がなく、ようやく今回同じステージに立つことができた。もうひとりの竹野靖子(せいこ)さんは前回Vol.8ライヴを客席でご覧になり、終演後主催者であるちゃんもつさんと服部に「私も鍵盤奏者です」と名刺を出してアピール。今回早速出演いただくことになった。このお二人がどちらもラテンミュージックをメインに演奏されたことは個人的に非常に興味深い傾向だった。ラテンミュージックはミュージシャンにとってとてもチャレンジングだけれど、なかでも鍵盤奏者にとって自由度の高い、やり甲斐のあるジャンルだと再確認できた。というか、コンテンポラリーミュージックに関わる人間にとってとても重要な要素がたっぷり詰まっていると思った。

KU9_1_20120225232100.jpg
サウンドチェック by onda

KU9_3.jpg
サウンドチェック by Green Piece

KU9_4.jpg
出演した3人のドラマーのうち2人がドラムセットを持ち込み。
これ、打楽器奏者組合ライヴ?という様相

竹野靖子 onda
エレクトーンデモンストレータである竹野さんは、敢えて電子ピアノ一本でラテンミュージックにチャレンジ。黒瀬理知、皆川峻哉というリズムセクションも非常にフレッシュだった。演奏もだけど、職業柄(笑)MCがスムーススムース(大笑)。東日本大震災を経て生まれた「どうしてもタイトルをつけられない(本人談)」ピアノソロ曲も素晴しかった。onda(スペイン語で「波」の意)はこのKeyUniのために結成されたユニットだそうだが、ぜひコンスタントに活動して欲しい。

KU9_5.jpg
今後ちゃんとMCしなきゃだね、
とちゃんもつさんと服部は話し合った…

ハマノヒロチカ コロニー落とし
From 東京。全員がジオン軍のノーマルスーツを着て演奏。ステージ中央にはスクリーン。映し出される映像はスーパーファミコンソフト「マリオペイント」のリアルタイム描画によるゲームキャラ。演奏する曲はすべてファミコンゲームのゲームBGM。もうこれ以上説明のしようがない(笑)。おっさん世代は演奏中大爆笑の連続だった。メジャータイトルからまったく知らないものまで、よくぞここまで生演奏に耐えるゲームミュージックを拾ってきたものだ。そして普通のロックバンドみたいな編成で聞き応えのあるアレンジもすごい。バンドメンバー全員がサウンドチェックを聞いて「オレたち、あまりにも場違い過ぎるんじゃないか?」とビビっていたらしい。いや、もう最高です。演奏した曲は全部で30数曲。楽屋でお話ししたらすっごくマジメに音楽に向き合っていることがわかってさらに好きになった。

KU9_6.jpg
スクリーンは画用紙4枚を貼り付けたお手製。
すてき過ぎる!

田中緑 Green Piece
クラシック音楽出身なのになぜかジャズに手を染めてしまい、こうしてパーマネントバンドとしてラテンミュージックを演奏する田中緑さんは、もはや仙台ではやり手女流ピアニストだと言って良かろう。クラシック出身とは言え演奏に良い意味で硬さはなく、それでいて読譜力や指使いなどの基礎能力が高いのだから服部のような独学系ミュージシャンとしてはイヤんなっちまう。こういうと彼女は謙遜するだろうけれど、及川文和、齋藤寛、林宏樹、佐藤弘基なんて言う東北圏ではヒトクセフタクセどころじゃないミュージシャンがGreen Pieceに集っているという事実をどう説明するのか、と小一時間ほど問い詰めたい気分である。

KU9_7.jpg
どーでもいーけどベースの佐藤弘基さんは
ほとんど皆勤賞的な出場回数。
いつもお世話になっております

服部暁典+水沼慎一郎 旅団
久しぶりに服部も一枠いただいて演奏することになった。普段のメンバーである高橋督が仕事で離仙しているため水沼を誘ったのだが、これはこれで大正解だった。水沼の確信を持った音楽破壊行為はなかなかに強力だ。結論から言うと非常にダイナミクスのあるフリーな演奏ができたと思う。別の言い方をすれば有機的な演奏だった。メンバーひとりひとりは自由に演奏しているのだが、別のメンバーの音とパズルのピースのようにカチッとハマったり外れたりを繰り返した。終演後お客様から「演奏中聴き手も旅をすることができた」というお言葉をいただいたが、これなど最大級の賛辞ではなかろうか。ありがとうございました。

KeyUni名物最後の大セッションも健在。今回はスティーヴィー・ワンダーのIsn't She Lovely。これもとても楽しかった。ちゃんと他人の演奏に耳をそばだて、自分の主張ができるミュージシャンと演奏する歓びを満喫できた。客様も最後まで聴いてくださった方が多かった。感謝。出演してくれたミュージシャン諸氏にも感謝。Livehouse ennのスタッフ諸氏にも感謝。制作を一手に引き受けてくれているennの星君にも感謝。ありがとうございました。

KU9_2_20120225232100.jpg
ちゃんもつさんが持ち込んだ
今回の飛び道具CASIO CZ-101


KU9_8.jpg
打ち上げはいつものおだいどこはなれ

KU9_9.jpg
L to R 水沼慎一郎 服部暁典
橋元成朋 田中緑 竹野靖子


スポンサーサイト

| Keyboardist Union@仙台 | 23:40 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

うわー!

いやー、ホントに行きたかったです!
そして改めて素晴らしい企画だと思った次第です。
恐れ多くも、再び参加させて頂ける日を楽しみに。

| めぐむ | 2012/02/26 03:59 | URL |

◇めぐむ様
ありがとうございます。めぐむ君のトリオもやっぱり自由で美しかったなぁ。でね、今年の8月10日はぜひスケジュールを空けておいて欲しいんですよ。

節目となる第10回Liveをやります。これまで参加してくださった鍵盤奏者のみなさんとわいわいやりながら楽しみたいと思ってます。

| はっとりあきのり | 2012/02/26 08:38 | URL |

わあ!

なんだかたくさん褒めていただきありがとうございますw

私は服部さんの能力が羨ましいですけどね~!

メンバー名の登場順は何順なんだろう?..ww
ぜひ小一時間語って下さいw

楽しく良い経験させていただきました。
ますます長く続く、素敵なイベントになりますように!応援しております♪

| みどり | 2012/02/27 20:26 | URL |

◇みどり様
じゃあ交換しましょうよ(笑)!オレはみどりさんの読譜力と基礎演奏力が欲しいです!ナニゲにふたつ要求。

出演するKeyUniはてんやわんやであっと言う間ですけど、自分が出てないKeyUniの方がいろんな人と話せて楽しいですよ(笑)。8月10日Vol.10ですからよろしくです!

| はっとりあきのり | 2012/02/27 23:16 | URL |

濃いライブでした

前回に続き2度目の観戦でした。

>端的に感想を言うなら「KeyUniに出演する女性鍵盤奏者は皆美人だよね」。
強く同意します。

それはともかく、どの演奏にも聴き入ってしまいました。
あっという間の4時間近く。
危うく最終バスに乗り遅れるところでした。
次回も楽しみにしています。

| F | 2012/02/28 22:50 | URL | ≫ EDIT

◇F様
もしかしてFJI様??ご来場ありがとうございました。今回も濃い面々でした(笑)。でも仕方無いんです。真剣に音楽に向き合っている面々が集まると濃くなっちゃうんです(笑)。ぜひまたお越しください。

| はっとりあきのり | 2012/02/29 18:19 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://acatsukistudio.blog60.fc2.com/tb.php/800-13d393df

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT