暁スタジオ レコーディング日記

ミュージシャン服部暁典によるレコーディング、ライヴ、機材のよもやま話

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フットスイッチ YAMAHA FC4の軋み音を根絶せよ!

杜の都の演劇祭、略して杜劇祭のプログラムB「春は馬車に乗って」。稽古も佳境に入ってきた。なんつっても今週末には初日である。いやはや。月日の経つのは早いもの。稽古の感触については公式サイト内の「稽古場日記」に書かせていただいたのでそちらをお読みいただくとして、こちらは本業らしく使用機材の話を書きたい。

朗読劇であり、会場は居酒屋さんの和室。当然のことながら読み手の3名に電気的拡声は行われない。生声一本勝負である。キーボードアンプで拡声するシンセサイザーという演奏スタイルは、アンプの音量さえ決まってしまえば生声とのアンサンブルもあまり神経質になる必要は無い。思ったよりもストレスフリーな環境で稽古に没頭できている。

しかし!地雷は別のところにあった。

S90XSのダンパーペダルとして使用しているフットスイッチYAMAHA FC4、こいつはもう何十年売っているのかわからないほどのベストセラーだと思うが、こいつが踏み込むとギィギィと音を立てるのだ。もちろん仕様ではなく使い込んだことによる劣化である。詳しいことはちょっと書けないが、非常に深刻な場面で読み手が声を抑えて迫真の朗読を聴かせる時、ピアニッシモで音楽を被せていくぜ!よし!今だ!という場面で「ぎぃぃぃ」である。

FC4_official.jpg
隠れた銘機FC4

これはまずい!早速分解だ!

FC4_1.jpg
暁スタジオの床にどどん!と置く

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ひっくり返して裏ぶたを外す。
マイナスドライバーなど使うと簡単に外せる

FC4_3.jpg
ボディに固定しているネジを外す

FC4_4.jpg
ペダル可動部分を取り出す

実際にどこが軋んで異音を発生させているのかを見極めるのは少し時間がかかったが、どうもペダルのテンションを作っている板バネとペダルの接点がアヤシイ。

FC4_5.jpg
この赤丸の部分


ここに防錆・潤滑材の代名詞KURE 5-56を塗布=スプレーする。接点にムラ無く吹きつけたいので板バネとペダルを浮かそうと力をかけたが離れない。そんなにこの板バネは高テンションなのか?とさらに力んだらガッと離れた。どうやら長年の使用で接点にホコリが溜まり、そのホコリが湿気でサビの原因になっていたようだ。5-56を吹きつけたらものの見事に沈黙!YES!やったぜ。

コトのついでにもうひとつの弱点を潰してしまおうと試みる。このテのフットスイッチものを使う時に悩まされるのがスイッチが滑ってしまうこと。つまり使っている(踏んづけている)最中にどんどん向こうにズレて行ってしまうのである。鍵盤奏者各位がそれぞれに工夫して固定していると思うが、以前思いつきで試してみてとても有効だったのが「滑り止めマット」の上に設置する方法。最近は色々と種類がありホームセンターなどに行けば確実に入手できる。

ただペダルと別々にしておくと、結局携行する荷物が一品増えることになる。となればやはりペダルに貼り付けてしまうのがシンプルで良い。幸い暁スタジオにはマイクやスピーカーの設置に善かれと「ソルボセイン」を導入しており、少し余っていた。これを貼り付けることにした。

FC4_6.jpg
ソルボセインの切れ端

FC4_7.jpg
接着剤で貼り付け

見事に滑らなくなった!

明日の稽古を見ておれでございますよ!
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